ゲーム

世界中でプレイされるゲームは異なる言語でどのように表現されているのか?

by Duangphorn Wiriya

ゲームは世界中でプレイされており、その地域ごとに独自の言葉やスラングが育まれています。「ゲームをプレイする」というだけでも、国や言語によって使用される単語や表現は異なっており、ゲームがそれぞれ異なる受け入れられ方をしてきたことがわかります。そんな言語や国ごとに異なるゲーム用語やゲーム関連スラングを、ゲームメディアのKotakuがまとめています。

The Words For Gaming In Different Languages
https://kotaku.com/the-words-for-gaming-in-different-languages-1823989407

西洋諸国において、ゲーム開発で最も使用される言語は英語です。これはつまり、他の言語が母国語である地域においても、ゲーム関連用語・スラングに英語が大きな影響を与えている可能性が高いということでもあります。ドイツ語で「ゲーミングスラング」という意味を持つ言葉は「Gamerspra​​che」で、単語の頭に思いきり「Game」と入っています。また、オランダのゲーマーたちはゲームを遊ぶ際の動詞として「gamen」を使うのですが、オランダ語で「遊ぶ」という動詞は「spelen」で、ゲームで遊ぶ際には異なる動詞を使うことが通例となっています。なお、「spelen」はボードゲームやオモチャで遊ぶ際に使われる表現だそうです。

さらに、日本人も英語の「game」に大きく影響されています。日本人がゲーム好きを指す際に使う「ゲーマー」という単語も、英語から生まれたものであることは明らか。また、ヨーロッパのゲーマーたちの語彙(ごい)には「カジュアルゲーマー」や「コアゲーマー」といった言葉がありますが、こういった表現は日本でもそのまま使われています。また、日本には「ライトゲーマー」「ミドルゲーマー」という表現もある、とKotaku。

by Daniel Monteiro

・ゲームをプレイする人を指す単語
イタリア・フランス・スペインでは、「スポーツ選手」を、楽器を演奏する人を指す「プレイヤー」として表現します。イタリア語では「giocatori」、フランス語では「joueur」、スペイン語およびラテンアメリカ系では「jugador」と表されるのですが、これらもまたゲーマーを指す言葉となっています。

by William Stitt

・パラグアイのゲーム関連スラング
パラグアイでは「小さなゲーム」という意味の「jueguitos」という単語がゲーマーの間で使われており、これは少しだけ侮蔑的な意味を持って使われるゲーム関連のスラングです。他にもパラグアイには、一緒にゲームをしている仲間が下手なときに用いる「paquete」や「paquetón」というゲームスラングがあります。「paquete」や「paquetón」は、「荷物」や「大荷物」という意味の単語で、まさにゲームプレイ中に「お荷物になってしまった仲間」に対してかけるのにピッタリ(?)な単語と言えます。

by Denisse Leon

・各国の「ゲームをプレイする」という表現
リトアニアではゲームをプレイすることを「kapoja」という奇妙な単語で表します。「kapoja」は本来、「細かく切る」という意味の単語なのですが、なぜかリトアニアではゲームをプレイする際にこの単語を動詞として使うそうです。ドイツでは英語の「gaming」が「zocken」や「daddeln」と表されます。「zocken」や「daddeln」は、元は「賭け」という意味の単語。シンガポールや東南アジアでは、「玩」が「遊ぶ」を意味する動詞として使われます。また、「ボタンを打つ」というところからか、「打」という単語もゲームで「遊ぶ」ことを表す際に使用されるそうです。加えて、広東語ではゲームで「遊ぶ」という際に、動詞として「打機」という単語が用いられており、これもシンガポールや東南アジアと同じ語源なのではと推測できます。さらに、ナイジェリアではゲームをプレイすることを、「投げる」という意味の単語「che」を用いて表現します。

デンマークではゲームをプレイすることを「spille et spil」と表現するのですが、これはマスターベーションを意味する「spille pik」と非常に近い表現となっています。実際、デンマークでは「spille et spil」と「spille pik」をもじった、以下のようなオンラインセキュリティに関する広告ムービーが公開されています。

SikkerSpiller on Vimeo


・各国の「ゲームをクリアした」という表現
さらに、「ゲームをクリアした」際の表現にも言葉や国・地域による差が顕著に表れます。英語圏でも北米なら「beating(打ち負かす)」、イギリスなら「finishing(終わる)」と表現されますが、アイルランドなどでは「clock(達成する)」という動詞が用いられます。フランスでもゲームをクリアした際は「finish」と同じ意味の「finir」という単語を使いますが、ゲームに熱中した場合は、放火などの意味を持つ単語を使って「ゲームで燃え尽きた」といった具合にゲームをクリアしたことを表すケースがあるとのこと。

日本人の場合は、「攻略する」「全クリ」「クリア」「コンプ」などさまざまな表現が用いられることが紹介されています。オランダでは「演奏する」という意味の「uitspelen」、ポルトガルではゼロを意味する「zerar」、ポーランドでは「歩く」という意味の「przeszedłem grę」、ノルウェーでは「回避する」などの意味を持つ「runde」が、ゲームクリア時の「クリア」に相当する単語として使用されます。チリではスペイン語の「dar vuelta」という表現が使われるのですが、これは「回る」という意味です。さらに、ノルウェーでは「Å runde et spill(ラップを完了した)」と語ると、ゲームをクリアしたということになります。

by Nikita Kachanovsky

国や文化によってゲーム関連の単語をどのように表すかはかなり異なっており、国々でゲームがどのように捉えられているのかが垣間見える内容となっています。

・関連記事
「ゲームをプレイすること」と「暴力的であること」に関連はないという研究結果が発表される - GIGAZINE

AIに「夢」の中でゲームをプレイさせてみる実験が進行中 - GIGAZINE

ゲーム史に輝くアクションMORPGの金字塔「ディアブロ」の企画書が公開中 - GIGAZINE

Nintendo Switchでサードパーティー製ドックを使用すると本体が故障して使えなくなるという事例が複数報告される - GIGAZINE

世界で最も売れなかったゲーム機「ピピンアットマーク」はどうして失敗してしまったのか? - GIGAZINE

・関連コンテンツ

in 動画,   ゲーム, Posted by logu_ii