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「もしザッカーバーグの立場だったらどうする?」との問いにティム・クックは「私はあんな状況には陥らない」と回答


コンサルティング会社Cambridge Analyticaによる5000万人のユーザーデータを不正利用や、Androidアプリでユーザーの通話履歴やSMS履歴を収集していたことが大きく話題になっているFacebookについて、Appleのティム・クックCEOはインタビューに応え、Facebookなどのプライバシーに関する姿勢に疑問を呈して何らかの規制を含む対策の必要性を唱えています。

Apple CEO Tim Cook says Facebook should have regulated itself, but it’s too late for that now - Recode
https://www.recode.net/2018/3/28/17172212/apple-facebook-revolution-tim-cook-interview-privacy-data-mark-zuckerberg

アメリカのITメディア・recordとMSNBCテレビのインタビュー番組に参加したクック氏は、今回のFacebookの一件に代表されるプライバシー保護の件について語っています。この中でクック氏は、Facebookなどの企業は、複数のソースからかき集めてきたデータを使った詳細な個人プロファイルを作るために個人データを取り扱うことを抑制されるべきであると考えを述べています。


クック氏は、個人的に規制を行うことは好きではないと語ったうえで、「ベストな規制とは『規制がないこと』であり、『自己規制』です」と、外部からの規制よりも自律的な自制が行われるべきという考えを語ります。しかし一方で、「もうすでにその段階は超えている気がします」とも語り、何らかの歯止めが講じられる必要性を述べています。

FacebookやGoogleといった企業は、サービスを利用するユーザーに関する情報を各社が展開する広告ビジネスのマーケットツールとして活用しており、これはそれぞれの「利用規約」にも明記されているものです。一方で、Appleは一部広告ビジネスを進める動きもありますが、基本的にはiPhoneやiPad、Macなどのハードウェアを販売することで、売上の大半を作り出しています。この方針は、生前のスティーブ・ジョブズ氏が示していたものでもあります。

つまり、ユーザーではなくハードウェアを売ってビジネスを回すという方針が示されているわけであり、クック氏はさらに「実際のところ、もしAppleがユーザーをマネタイズしたら莫大なお金が舞い込んできます。しかしAppleはそうはしないことを選びました」と述べています。


Appleはこれまでにもプライバシーの取り扱いについては慎重な姿勢を見せており、個人情報ではお金もうけをしないという方針を発信してきています。

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FacebookやGoogleとは方針が違うことを明確に示したクック氏は、インタビュアーから「もしあなたがFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOだったら?」と尋ねられたのに対し、「私はああいう状況にはならない」とも語っており、プライバシーに関する問題には巻き込まれないという自信をのぞかせていました。

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