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取材

あの「サモトラケのニケ」を立体化、さらに「ミロのヴィーナス」と合体可能に


「サモトラケのニケ」というのはルーヴル美術館に所蔵されている勝利の女神ニケの彫像のことで、実物は高さが328cmもあるという巨大なもの。

これが実物


そしてこれがワンフェス2018[冬]のグッスマブースに展示されていた「サモトラケのニケ」


『発売中の「figma ミロのヴィーナス」の頭部と腕パーツが使用できます』とのこと


合体させるとこうなります


「勝手にめちゃくちゃな組み合わせで復元するなよ!」と言いたくなりますが、これには理由があります。


ルーヴル美術館の公式説明には以下のように書かれています。

現在ついている右の翼は、左の翼を逆にして型を取ったものです。本物の右の翼の断片が2つ残っており、分析すると、翼はもっと高く斜めに、外向きに立っていたと推測できます。右の二の腕のごく小さな断片からは、腕の構えを明確にできます。体から少し離して、肘を曲げ上にあげていました。トルコのミュリナ史跡で出土したテラコッタの勝利の女神の小さい像が、腕の動きがどのようなものであったかを教えてくれます。勝利の女神は、右手にトランペットや、冠、細い帯などを持っていただろう、と思われていました。ところが、1950年に、サモトラケ島(現在のサモトラキ島)でこの手が出土したのです。手の平を開いて、二本の指が伸びているので、右手には、何も持っていなかった、単に挨拶のしぐさをしていたということになります。

別々に彫刻されていた両足は、現存しませんが、足の位置は、足が付いていた場所の表面に残っていた跡から復元できます。 右足は、船の甲板に乗せられ、左足は、宙に浮いていました。勝利の女神は、歩いているのではなく、台座の表面にそっと舞い降りたところなのです。


それらの知識に基づいた再現デッサンは以下のようになっており、「figma ミロのヴィーナス」の頭部と腕パーツを使うことで、かなりいいところまで近づけることができるのです。


なお、原型制作は石橋たつや(MIC)、制作協力はマックスファクトリーで、発売時期は未定、価格も未定となっています。

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in 取材,   アート, Posted by darkhorse