試食

ミルクレープの生みの親がたどりついた「20層のミルクレープ」が食べられる「casaneo」の1号店に行って全メニュー制覇してきた


30年ほど前にイタリアンシェフの関根俊成さんがイタリア料理の「ラザニア」からヒントを得て作り出したお菓子が「ミルクレープ」です。そして、関根俊成さんがシェフを務める、ミルクレープを中心に取り扱う新しい洋菓子ブランド「casaneo(カサネオ)」の1号店が、2018年1月17日(水)に阪急百貨店うめだ本店の地下1階でオープンしたとのことで、ミルクレープの生みの親がつくる本格的なミルクレープとは果たしてどんな味なのか、早速買いに行ってきました。

店舗情報|ミルクレープの生みの親が創る重ね菓子の新ブランドcasaneo(カサネオ)
https://www.suzette-shop.jp/shop/e/ecashop/


(PDFファイル)ミルクレープ生みの親が創る重ね菓子の新ブランド「casaneo(カサネオ)」誕生!2018年1月17日(水)阪急うめだ本店にニューオープン
http://www.suzette.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/12/6572183c2abe37e4d7920092e7b21af9.pdf


casaneo梅田阪急店の住所は「大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店B1階


さっそく阪急百貨店うめだ本店にやってきました。


午前10時に開店するとのことだったので、開店直後の10時10分頃に阪急百貨店地下にある店舗へ到着すると、既にそこには長蛇の列が並んでました。


店舗の前にはスタッフが「NEW OPEN」と書かれたポップを持ってアピールしながら、列を整理していました。


並び始めて40分ほどして、ようやく店舗前まで誘導されました。店舗のショーケースには、焼いたクレープをクリームと共に重ねていく様子を再現したサンプルが展示されていました。


もちろんその横にはミルクレープの見本がずらり。


またフランスのお菓子であるガトー・バスクから着想を得たという「しっとりミルガトー ミニバウム」の見本も並んでいました。


阪急うめだ本店は持ち帰り販売のみで、その場で食べることができないため、さっそく持って帰ってきました。ミルクレープは各種、Mサイズホール(直径約12cm)、Lサイズホール(直径約15cm)、カットサイズ(半径約12cm)と3種類のサイズが選べるのですが、今回はMサイズホールを持って帰ってきました。外箱はこんな感じ。


フタにはcasaneoのロゴ。


箱を開けると、包み紙にくるまれたミルクレープのMサイズホールが現れました。その上にはナイフがのっています。


ナイフは銀色に塗装されていますがプラスチック製で、全く重くありません。


包み紙からミルクレープを出したところ。一番上の層はキャラメリゼされていて焼き色がついており、香ばしく甘い香りがします。


ミルクレープを長辺143.6mmのiPhone Xと並べて比べたところ。直径は約12cmで、だいたい2~3人分を想定しているとのこと。


側面を見ると、薄いクレープ生地が何層も重ねられていることがよく分かります。


さっそく包丁を入れて1ピース分をカットしようと思いましたが、買ってきてすぐだったからか、クリームと生地がかなり硬く、刃を入れてもすっと切れません。保冷剤で冷やしながら持って帰ってきたために少し固まった可能性があったので、常温で1時間ほど置いてみました。


1時間後、包丁でカットしてみると、先ほどとは違い抵抗なくすっと切れました。断面を見ると、クレープとクリームの層が薄く均等かつ緻密に積み上がっています。


一口食べてみると、何層も重なった薄いクレープ生地となめらかで濃厚なクリームが口の中ですっとほどけていくような不思議な食感。ミルクレープに使用しているクリームは、自家製カスタードと生クリームをブレンドしたオリジナルのものだそうで、原材料となる卵などの鮮度を特に大切にしているとのこと。実際に食べてみると、濃厚なクリームの中に卵のコクをしっかり感じられます。また一番上の層はキャラメリゼされていて香ばしく、ほんのわずかながら洋酒の香りもしました。


こちらは「ミルクレープ 抹茶ミルクチョコ」のMサイズ(税込2484円)です。上から抹茶パウダーが振られていますが、見た目のアクセントとして直線上にパウダーが振られていない場所があります。


芝生のように抹茶パウダーが振られていて、小さいプラモデルを置けばジオラマとして完成してしまいそうな雰囲気すらあります。


ココアベースの薄いクレープが何層も積み重なっていて、まるで崖から見える地層のようです。


さっそく切り分けてフォークを入れてみると、すっと沈み込みます。


一口食べてみると、抹茶とココアの苦さが、クリームのなめらかな甘みによってマイルドになります。


何層も重なったクレープによって食感はふわふわなのですが、しっかりと抹茶の風味がつけられたクリームが重なっていて、思った以上に食べ応えがあります。口当たりも味わいも洋菓子なのですが、抹茶のおかげでどことなく和を感じるミルクレープでした。


「ミルクレープ クリームチーズ」(左)と「ミルクレープ ダブルショコラ」(右)は、それぞれカットサイズ(各税込540円)で持ち帰りました。


ホールのMサイズは直径約12cmとのことですが、カットサイズは半径が約12cmほどになっています。


「ミルクレープ クリームチーズ」は上から砕いたビスケットがかかっていて、さらにその上から粉砂糖が振られていました。


しかし「ミルクレープ クリームチーズ」はオーソドックスなミルクレープと違ってクリームチーズの爽やかな酸味とコクも感じられます。上に乗っているビスケットはサクサクしていますが、中のクレープとクリームチーズはしっとりと柔らかで、レアでもなくベイクドでもない不思議なチーズケーキといった印象でした。


一方「ミルクレープ ダブルショコラ」はいかにもチョコレートケーキといった深い茶色で、上はチョコレートコーティングもされています。


「ミルクレープ ダブルショコラ」を横から見たところ。チョコレートクレープが何層も重なっていて、その間にチョコレートクリームが挟まっています。


食べてみると、ダブルショコラという名の通り、チョコレートの濃厚な味が口いっぱいに広がります。クリームはなめらかで甘く、クレープはカカオの苦みが少し効いた仕上がりです。


お土産におすすめという「しっとりミルガトー ミニバウム」の3箱セット(税込4212円)は、フランボワーズ・チョコレート・オレンジの3つの味がセットになっています。


3箱セットのパッケージとiPhone Xを横に並べるとこんな感じ。


「しっとりミルガトー ミニバウム」はふわふわしたスポンジケーキの間にソースが挟まれた洋菓子で、片手でも十分持てる大きさ。フランボワーズはピンクを基調としたデザインとなっています。


早速食べてみると、思った以上にしっとりした口当たりです。また、木イチゴの甘酸っぱさがしっかり効いています。特に木イチゴの種も混ざっていて、ぷちぷちした食感がとても楽しい一品となっていました。試食した編集部員からはたまたま飲んでいた紅茶にとても合って、お茶請けにぴったりという声もありました。


「しっとりミルガトー ミニバウム」のチョコレートはこんな感じ。


実際に食べてみると口当たりがとても優しく、またチョコレートだけではなくコーヒーの香りと苦みも感じられて、高級感ある洋菓子といった印象でした。


「しっとりミルガトー ミニバウム」のオレンジはこんな感じ。


甘さのなかにオレンジの酸味と皮の苦みが感じられて、オレンジマーマレードのような味わい。「しっとりミルガトー ミニバウム」はその名の通りしっとり感が強く、食べているときにぽろぽろとこぼれないのがいい、と一緒に試食した編集部員からの感想もありました。


casaneoのミルクレープは、阪急百貨店うめだ本店にある1号店舗の他に、以下の公式オンラインショップからも入手が可能。ただし、「ミルクレープ 抹茶ミルクチョコ」は2018年2月28日(水)までの期間限定メニューということなので、注意が必要です。

casaneo(カサネオ)|ミルクレープの生みの親が創る重ね菓子の新ブランド

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
24種類のチョコミントクレープが存在するヒステリックジャムで「チョコミントクレープ」と素材の味をとことん生かした「ホットバターシュガークレープ」を食べてみた - GIGAZINE

キャラメリゼでパリパリなのに中にクリームたっぷりのクレープを出す神戸「ヒステリックジャム」に行って食べてきました - GIGAZINE

極厚パンケーキを町屋作りで風情あふれる「雪ノ下」京都本店へ食べに行ってきました - GIGAZINE

極厚のパンケーキとかき氷が名物メニューの「雪ノ下」に行ってきました - GIGAZINE

in 試食, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.