試食

極厚のパンケーキとかき氷が名物メニューの「雪ノ下」に行ってきました


厳選した食材にこだわり、極厚のパンケーキとかき氷が看板メニューの立地や店内の雰囲気を含めちょっと変わったお店が大阪の梅田にある「雪ノ下」です。今年の3月には大阪の太融寺に、11月には東京の銀座にも出店を果たしており急拡大しています。今回は予約不要で入れる太融寺の雪ノ下工房にかき氷やパンケーキを食べに行ってきました。

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http://yukinosita.net/index.html

雪ノ下に到着。


目と鼻の先が歓楽街になっているため、小学生以下の来店は遠慮頂いているとのこと。


お店のすぐ横が駐車場になっています。


店頭にはお店の看板メニューがずらり。


中に入ってみると店内はちょっと怪しい雰囲気で、中南米の安ホテルのバーを意識した作りで全席禁煙。かき氷のマシンも確認できます。


お店はカウンターのみで29席。本店は完全予約制ですが、工房は予約ができません。


中南米らしい看板も店内にちらほら。


さらには「氷」ののれんもあるというカオスな店内。


カウンターの作りもちょっとオシャレで、ブリキでできたような模型が置いてあります。


メニューはパンケーキ


かき氷


ドリンクメニューのほとんどが写真付きで載っています。今回は「スペシャルフレンチ・トースト(税込700円)」・「発酵バターと伊豆産蜂蜜のケーキ(税込600円)」・「鹿児島産メロンの氷(税込700円)」・「京都森半抹茶のかき氷(税込700円)」とセットで200円引きで注文できる「エルサルバトルモンテシオン(税込450円)」・「自家製ジンジャーエール(税込400円)」・「生フルーツミルクミカン(税込450円)」を注文してみました。


カウンターになっているので、作っているところが間近で見ることができ、フレンチトーストとパンケーキのいい香りが店内に漂っています。


まずは鹿児島産メロンの氷が到着。「かき氷」でなく「氷」なのがポイント。


氷というよりはシャーベットとかジェラートに近い雰囲気で、マシンを使って攪拌を行っていました。


メロンのエキスをギュッと濃縮した作りで、氷の温度が低くグラニテやフラペチーノの食感に近いイメージ。特にメロンの実は確認できませんが、上品な甘さのメロンを使った冷菓といったところで、夏に食べると良さそう。あまりこういった商品を売っているお店は見ないのですが、、オリジナリティがありながら誰にも親しみやすい味に仕上がっています。


「京都森半抹茶のかき氷」はメロン氷とは違い削った氷の上にアイスクリーム・抹茶のシロップ・自家製の白玉とこし餡がトッピングされています。


アイスクリームは滑らかなと言うより、ややシャクシャクした食感で、クリームなどはあまり入っていないようです。ミルクの味が活きる甘さ控えめの優しい味で、甘い食べ物が苦手の人にも良さそう。


抹茶は直前に点てたものではなく、シロップが使われており、抹茶の苦味と砂糖のバランスもいい感じ。天然氷のように食感を楽しむようなかき氷ではありませんが、一年中かき氷が食べられるお店は多くはないので、こういったお店はかき氷好きにはうれしいところ。


自家製のこし餡、白玉もかき氷との相性がグッド。かき氷に750円は少し高いような気もしますが、質や値段・立地を考えると決して高い値段ではないように思えます。


続いてはドリンクが到着。左からエルサルバトルモンテシオン・自家製ジンジャーエール・生フルーツミルクミカン。


エルサルバトルモンテシオンは京都のスペシャリティーコーヒーショップウニールのものを使用。50円をプラスするとカフェオレにできます。


酸味・苦味のバランスも良く、甘さ控えめのお菓子や和菓子と食べても味を邪魔をしないようなバランスの良いコーヒー。コーヒーが好きな人にも、普段あまり飲まない人にも良さそうです。


自家製ジンジャーエールは国産黄金生姜を使ったこだわりの作り。


市販されている缶のジンジャーエールと違い、生姜の辛味や風味が感じられる大人の味。ジンジャーエールが好きな人にオススメしたいこだわりの一杯です。


生フルーツミルクミカンは和歌山産のミカンを搾ったフレッシュな作り。


そのままコップに口を付けて飲むとミカンの味はフレーバー程度ですが……


ストローを使って飲むとミカンの繊維が入っており、ミカンの味が口に広がります。ミルクの味がメインで、ほんのりミカンの味がミルクに広がるイメージ。


スペシャル・フレンチトーストは、大阪の中崎町にあるエス・カガワのバゲットを使用したこだわりの品。


ブログなどに載っている料理写真のデコレーションとは違い、今回はベリー系のソースが使われていました。


縦長に切られたバゲットはキャラメリゼされた表面がいい感じ。


レモンの砂糖煮や……


フルーツのコンポートもトッピングされています。


抹茶のかき氷と同じミルクベースのアイスクリームも付いてきます。


キャラメリゼされた表面は香ばしく、バゲットは天然酵母の酸味を感じ、パンの素材感が活かされています。バゲットの内側まで卵とミルクで作られた液が染みこんでいるわけではなく、しっかりバゲットの小麦の味を感じられ、外側はキャラメリゼされた甘味と卵と牛乳のプリンのような味がします。


甘味が強すぎないのでベリーのソースと食べてもお互いの味を打ち消し合いません。ソースを付けないでも素材の味を良く感じて食べられますが、ジャムを付けても良さそう。


ミルクの素材感溢れるアイスクリームとの相性もいい感じ。営業時間は昼からですが、全体的に甘さや油がこってりし過ぎないので、朝食にも向いていそう。


レモンの砂糖煮も国産のレモンが使われているので、ワックスや防腐剤の臭いがせず、レモンの爽やかな酸味が感じられ口をさっぱりさせてくれます。


最後に名物である発酵バターと伊豆産蜂蜜のケーキが到着。厚焼きのホットケーキなので焼くのに20分ほど時間がかかりました。


表面はこんがりきつね色。


生地は親指よりも厚さがあり普通のホットケーキの3倍くらいの厚み。


クロガネモチの花から採取した蜂蜜をかけてみます。


カットしても内側までしっかりと火は通っているようです。


シンプルな味ながらこってりとせず、柔らかでスフレとホットケーキの中間ぐらいの食感。ハワイ系のパンケーキショップのように味が濃すぎることはなく、大見伊豆牧場の牛乳・三重県のコケコッコー共和国の有精卵を使われた優しい甘味の生地に、発酵バターの豊かな香り、蜂蜜もあっさりとしながらコクがあり絶妙のコンビネーション。どこか懐かしい作りながら、新しさを感じさせる専門店でしか味わえないようなホットケーキです。


雪ノ下は大阪だけでなく11月1日(金)から東京の銀座にもお店をオープンさせています。昔喫茶店で食べられたようなメニューが厳選された素材で丁寧に作り込まれたような商品が多いので、幅広い年代の人に好まれそうです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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