ウイングスーツを着て飛ぶジャンパーが上空で飛行機に飛び込む大チャレンジを実施、その結果は?

ムササビのようなウイングスーツに身を包んで上空から猛スピードで滑降するベースジャンパーが、なんと飛行機の中に飛び込むという前人未踏のチャレンジを実施しました。
2 wingsuit flyers BASE jump into a plane in mid-air. | A Door In The Sky - YouTube

雪に覆われた山を登る2名のベースジャンパー。挑戦は、スイスの名峰ユングフラウで行われました。

スタート地点は4000メートル超の山の上。ここから生身のまま飛び出したジャンパーが、並んで飛ぶ飛行機の窓に飛び込むという無謀なチャレンジです。

ジャンパーはチーム・Soul Flyersとしても活動しているVince ReffetさんとFred Fugenさんの2人。今回はレッドブルのA Door in the Skyプロジェクトとして大チャレンジに挑みます。

上空から、ターゲットとなる小型機が2人に接近。タイミングを合わせて……

いざ出発。

数か月にわたるこのプロジェクトでは、これまでに100回以上のテスト飛行を重ねて調整を続けてきたとのこと。

二人が飛び込む飛行機の開口部は、わずか1.58メートル×1.25メートルという小さなドア。普通でも身をかがめて乗り込むようなところに、空を飛んだまま飛び乗ろうという試みです。

「見えるか?」「いや、見えない」と状況を確認しながらジャンパーと息を合わせるパイロット。

「よし、飛行機を捉えたぞ」とジャンパー。時速135kmという猛スピードで滑空しますが、もちろん水平飛行というわけではありません。どのぐらいの落下飛行なのかというと……

このぐらい前つんのめりで降下中。普通なら「落ちる!」と思ってしまうほどの急滑降を行いながら、空中でのドッキングを目指すというわけです。

ジャンパーのヘルメットカムにつけた映像には、徐々に飛行機に接近する様子が捉えられ……

機内からもジャンパーの姿を確認。そして次の瞬間……

見事、「クルッ」と身を翻すように機内に飛び込むことに成功。

別角度からもう一度。開口部に近づいてきたジャンパーが……

スルッと機内に吸い込まれました。機体周辺には翼や機体による乱気流があるはずなのに、それをものともしないジャンパーの技術と勇気には脱帽。

そしてもう1人のジャンパーも……

見事にジャンプインに成功。

機内では「YEAH!!!」と喜びを爆発させるチーム

前例のない無謀なチャレンジに成功したSoul Flyersの2人。次はどんなチャレンジに挑むのか楽しみです。

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