味のあるピンホール写真がデジタルカメラで撮影できるピンホールレンズ「Pinhole Pro S」


デジタルカメラによって鮮明で美しい写真が簡単に撮れる時代ですが、独特な風合いの仕上がりを持つピンホールカメラによる写真に魅せられる人も多いもの。ピンホールカメラで撮影した写真は、デジタルカメラで撮影した写真にはない独特の趣があり、ピンホールカメラの長時間露光を使用して幻想的な写真を撮影する人もいます。ピンホールレンズを開発する企業「Thingyfy」が開発した「Pinhole Pro S」は、普通のデジタルカメラにレンズとして装着することで、ピンホールカメラの原理でデジタル写真の撮影を可能とする特殊なレンズです。

Thingyfy
http://thingyfy.com/


「Pinhole Pro S」がどんなピンホールレンズになっているのかは、以下のムービーを見るとわかります。

Pinhole Pro S | World's Widest Professional Pinhole Lens by Thingyfy


このスタイリッシュなレンズが「Pinhole Pro S」。


ピンホールレンズではありますが、通常のデジタル一眼レフカメラやフィルム用一眼レフカメラ、ミラーレスカメラに装着できる点がポイントです。


デジタルカメラで撮影するときと同じように撮影可能。


「Pinhole Pro S」は、レンズ焦点距離が「37mm」と「11mm」の2種類をラインナップ。


ピンホールレンズを使うことで、太陽の光を活用した味のある写真を撮影できます。


ムービー撮影ができるカメラであれば、「Pinhole Pro S」を装着したままピンホールレンズでムービー撮影することも可能。


動画編集ソフトで加工することなく、ピンホールカメラの特性を活かしてモノクロの味のあるムービーや……


カラーでありながら、ピンホールカメラの趣を残したムービーも撮影できます。


「Pinhole Pro S」はピンホールカメラの原理を使用したカメラレンズで、デジタルカメラにレンズとして装着可能でありながら、ガラス製のレンズを持っているわけではありません。


ピンホールカメラとは、明るい箱の外から暗い箱の中へ1つの小さい穴を通して光が差し込むとき、光が入る壁と反対の壁に像が映し出されるピンホール現象を応用したカメラのこと。


「Pinhole Pro S」はデジタルカメラのレンズの代わりに、アルミのボディーに精密ドリルで開けた直径0.3mm以下の穴から、光をデジタルカメラのセンサーに届ける仕組みとなっています。


「Pinhole Pro S」には一眼レフ用モデル「PPS37」とミラーレス用モデル「PPS11」の2種類があり、一眼レフ用レンズは焦点距離が37mmで視野角が60度、ミラーレス用レンズは焦点距離が11mmで視野角が120度。ミラーレス用レンズでは、通常のピンホールカメラでは実現しづらい広角の撮影が可能。それぞれが複数の主要なレンズ規格に対応しているため、カメラの機種を選ばずにピンホールレンズでの撮影を楽しむことができます。


一眼レフ用はキヤノンEFマウントニコンFマウントソニーAマウントペンタックスKマウントのレンズ規格に対応。


ミラーレス用はソニー・EマウントMicro 3/4マウントFujiXマウントのレンズ規格に対応しています。


「Pinhole Pro S」は、デジタルカメラに装着して使用するピンホールレンズである「Pinhole Pro」の改良版。通常の「Pinhole Pro」と比べると視野角が広く、より軽量に作られています。焦点距離がより短く、単口径のため露出の調整がレンズ側で行えなくなっているため、両方合わせて使うことでさまざまなシャッターチャンスに対応できそう。


「Pinhole Pro S」を開発するThingyfyはクラウドファンディングサイトのKickstarterで製品キャンペーンを兼ねた出資を募集中。目標金額として1万カナダドル(約87万円)が掲げられていたところ、記事作成時点で既にその12倍の12万4000カナダドル(約1080万円)以上が集まっています。「Pinhole Pro S」プロジェクトでは、65カナダドル(約5600円)の出資で「Pinhole Pro S」の一眼レフ用かミラーレス用のどちらか1つをゲット可能で、79カナダドル(約6800円)の出資で「Pinhole Pro S」1つ、CPLフィルター1つ、アルミ製レンズキャップ1つ、保護ポーチ1つ、オプションでレーザー彫刻を施せるセットをゲット可能です。また、69カナダドル(約6000円)で通常の「Pinhole Pro」を1つゲット可能で、89カナダドル(約7700円)の出資で「Pinhole Pro」「Pinhole Pro S」をそれぞれ1つずつゲット可能。送料30カナダドル(約2600円)で日本への発送にも対応しており、発送は2018年4月頃が予定されています。

なお、「Pinhole Pro S」への出資期限は日本時間で2017年12月21日15時です。

Pinhole Pro S | World's Widest Professional Pinhole Lens by Thingyfy - Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/bozzou/pinhole-pro-s-worlds-widest-professional-pinhole-l

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in ハードウェア,   動画, Posted by log1h_ik