木製の丈夫で簡単に使用可能な6種類のピンホールカメラ「ONDU Pinhole Cameras」
レンズの無いカメラで写真を撮影する写真家のエルビス・ハリロヴィッチさんが作る、丈夫で簡単に利用可能な木製のピンホールカメラが「ONDU Pinhole Cameras」です。
ONDU Pinhole cameras - www.ondu.si
http://www.ondu.si/ONDU-Pinhole-cameras-1
7年間自分で作成したピンホールカメラを使って写真を撮影してきたエルビスさんはピンホールカメラで撮影した際の仕上がりは、未知のサプライズやミスが待っている点が気に入っているようで、さらに彼自身が工業デザイナー兼大工でもあったので、自身の知識と技術を用いて6種類の木製ピンホールカメラの製作を行いました。
最も小さくて軽いのが「ONDU 135 POCKET PINHOLE」。
撮影には35ミリフィルムを使用、ピンホールのサイズが0.2ミリメートルで焦点距離は25ミリメートル、標準三脚マウント付きです。
35ミリフィルムを使用するので36×24ミリメートルでの撮影が可能で、実際に撮影した際の出来上がりはこんな感じ。
「ONDU 135 PANORAMIC PINHOLE」は36×24ミリメートルや、72×24ミリメートルでの撮影が可能なピンホールカメラ。
撮影には35ミリフィルムを使用し、ピンホールサイズは0.2ミリメートル、焦点距離は25ミリメートル、標準三脚マウント付き。
72×24ミリメートルで撮影をすると、113度の視界をパノラマ撮影可能。
次は「ONDU 6×6 POCKET PINHOLE」です。「ONDU 135 POCKET PINHOLE」同様にコンパクトなサイズ感。このカメラは120フィルムを使用し、ピンホールサイズは0.2ミリメートル、焦点距離は25ミリメートル、標準三脚マウント付きです。
120フィルムを使用するので56×56ミリメートルでの撮影で、視野角はなんと115度。
「ONDU 6×12 MULTIFPORMAT PINHOLE」は、6:6、6:9および6:12の3つの縦横比で撮影可能。ONDU 135と似たイメージの撮影が可能ですが、使用フィルムは120フィルム。
0.3ミリメートルのピンホールがちらり。焦点距離は40ミリメートルで標準三脚マウントも装備しています。
ピンホールカメラの経験者には「ONDU 4"×5" LARGE PINHOlLE」が最適。0.3ミリメートルのピンホール、焦点距離60ミリメートル、標準三脚マウントも装備しています。
背面には4×5フィルムを装着し、棒状パーツで固定します。
こんな感じの写真が撮影可能です。
そして6つ目のピンホールカメラが「ONDU SLIDING BOX PINHOLE」。0.3ミリメートルのピンホールで焦点距離は50ミリメートル、このモデルだけ標準三脚マウントがありません。
撮影には10.5 x 14.8センチメートルの印画紙を使用。ONDU SLIDING BOX PINHOLEで撮影するとこんな写真になるようです。
なお、この木製ピンホールカメラは現在Kickstarterで出資を募っており、それぞれ、「ONDU 135 POCKET PINHOLE」は60ドル(約5800円)、「ONDU 135 PANORAMIC PINHOLE」は80ドル(約7700円)、「ONDU 6×6 POCKET PINHOLE」100ドル(約9700円)、「ONDU 6×12 MULTIFPORMAT PINHOLE」120ドル(約11600円)、「ONDU 4"×5" LARGE PINHOlLE」150ドル(約1万5千円)、「ONDU SLIDING BOX PINHOLE」は200ドル(約1万9千円)の出資でゲットでき、締め切りは日本時間の6月13日(木)午前1時2分です。
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