ペルーのビキニ洗車やアフリカのおんぶの流儀、海外の旅で注目して欲しいこと


旧ソ連圏なら「ピロシキ」と「ウォッカ」、中国なら証明写真の背景にも使われる「紅色」と、海外を旅すると共通点を見つけることにハマってしまいます。そうした日常の些細なことにも目を向けると海外の旅がより一層楽しくなります。

こんにちは、自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンは、何かをみつけて集めることがライフワークとなっています。いや、どうしても気になってしまうのです。これまでにも「グアテマラの鶏」「タイの象さん」「台湾の熊マスコット」のような収集系の記事を書いてきましたが、今回は世界のあちこちの小ネタを集めてみました。

◆ビキニ洗車(ペルー)
若い女性が水着で洗車、日本にもそのようなサービスがあるようですが、ペルーだと水着、いやビキニ洗車が一般的でした。しかし、これは看板に限った話。実際は地元のおばちゃんが黙々と作業しています。もちろん、ビキニではなくなく普通の服。ただ、洗車屋さんのビキニの美女がビショビショ洗車している看板はペルーの様式美となっていました。

大きなお尻。


美女2人。


ビキニ、ビキニ。


色あせた看板ながらも様式美。


乾燥した砂漠地帯でもビキニ美女がいました。


私がまたペルーに行くことがあれば、洗車屋さんのビキニ美女の看板を見つけてはニヤニヤすると思います。

◆ビッグサイズ(アメリカ)
アメリカ人が会計前の商品に口をつけるのは広い店内を歩き回って体力を消耗するため。そんな冗談を言いたくなるくらい、アメリカは何もかもがビッグサイズでした。アメリカの郊外店は倉庫のように広大で、本当歩き回りました。小柄な日本人の私からすると、巨人の国に迷い込んだようでした。そんなアメリカではビッグサイズなものを見つけては興奮していました。

食料品については以下の記事にまとめています。

アメリカ人が太る理由が分かった気がした巨大化した食料品たち - GIGAZINE


缶のお茶は23floz(680ml)サイズから。


ホステルにあった電気ポットは1.7Lサイズでした。隣のカップ麺が普通サイズですから、その大きさが目を引きます。


食べ放題の店にあったハンドソープ。手が大きいからサイズも大きいのかも。


街にあったベンチ。「お尻も大きいのか」と納得。


押しボタン式の信号もジャブを放ちたくなるようなこのサイズでした。


◆MEX(メキシコ)
メキシコではアルファベット表記「MEXICO」の頭文字「MEX(メックス)」を付けた単語をよく目にしていました。例えば「セメックス(Cemex)」は世界屈指のセメントメジャー。このような感じの言葉がメキシコには溢れています。

「フメックス(Jumex)」はメキシコの飲料ブランドです。スペイン語でジュースを意味する「フゴ(Jugo)」にメキシコを意味する接尾詞「メックス(Mex)」をあわせた言葉。


「ペメックス(Pemex)」は国営石油企業。「Petroleos Mexicanos」の略称。緑色をしたガソリンスタンドを全土で見かけることができます。


「バナメックス(Banamex)」は銀行です。


「シネメックス(Cinemex)」は映画館。


「極限」「極度」という意味を持つ「エクストリーム(Extreme)」を凌駕する「メクストリーム(Mextreme)」という言葉もありました。


旅していた当時はこれだけで完結していたのですが、今となってはスペイン語の文法も影響している気がします。スペイン語で「メキシコの(Mexicano)」を表す形容詞は名詞の後に来ます。メキシコ料理だったら「コミーダメキシカーナ(Comida mexicana)」といった具合に。日本語だと「日本テレビ」「日本ペイント」「日本電産」「日本郵船」と名詞の前に形容詞が来るので、メキシコは逆のパターンという訳。

しかし、「タイメックス(Timex)」という時計メーカーはアメリカ企業です。メキシコ企業と間違えないように注意して下さい。

◆オズボーンの雄牛(スペイン)
スペインと言ったら闘牛が有名です。だから、道路脇に掲げられた巨大な黒い牛の看板もスペインのシンボル的なものだと思っていました。自転車でスペインを走っていると、あちこちで見かけました。

荒野に佇む一匹の黒牛。


威圧感が半端無かったです。


もはやスペインの風景の一部。


闘牛場にもいました。荒ぶっています。


実はこの黒牛、「オズボーンの雄牛」という名前がありました。シェリー酒を含むワインを造るオズボーン・グループの広告看板で、昔は会社名やブランド名も書かれていました。ところが、1994年にスペインの道路脇の広告は全面規制されます。そうした法律を受けてオズボーンの雄牛も撤去される予定でしたが、慣れ親しんだ国民の根強い支持によって存続が決定。広告の機能を削ぐべく黒一色となって今に至っています。

この黒牛が描かれたスペイン国旗もあって、各種スポーツ大会のスペイン代表のサポーターが応援に使うこともあります。

◆おんぶの流儀(アフリカ)
アフリカのお母さんは1枚の布を体に巻きつけて赤ちゃんをおんぶします。お母さんが赤ちゃんを背負うと、腰辺りから赤ちゃんのちょこんとした2つの足が布からはみ出ていました。そんなお母さんとすれ違うと、後ろにいるはずの赤ちゃんの姿を確認したくなります。母の背中ですやすやと眠る姿。とても居心地のよい場所のようでした。布を巻きながらも足が見えないときは、背中に生まれて間もない赤ん坊が隠れています。

この赤ちゃんの背負い方、実は場所によって微妙な違いがありました。

西アフリカ→腰巻
タンザニア→たすきがけ
マラウイ→たすきがけ、たすきが横に来ることもある。赤ちゃんはおっぱいにしゃぶりつく。
ジンバブエ→腰巻。使用する布がバスタオル。
エチオピア→両肩掛け。

西アフリカの腰巻が、東アフリカでたすきがけになったときは感動しました。

ジンバブエでみつけたお人形さん。腰巻き。


エチオピアの両肩がけ。キョトーンとしている赤ん坊と大爆笑していたおバァちゃん。


アフリカのお母さんは赤ちゃんを背負いながらも働きます。プリペイド携帯のクレジットを売っていたお母さんの背中には生後数ヶ月の赤ちゃん。のぞき込んだら、顔にハエがたかっていました。「かわいそうに」と手で払うと、赤ちゃんがにたーっと笑ってくれます。花が咲いたような笑顔に、私の心も温かくなりました。

これから海外へ出かける方、もし良かったらこうした事にも気にしてみて下さい。こうした共通点をみつけて、写真を取りまくるのが私の旅の醍醐味でした。世界は不思議に満ちています。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
Facebookページ https://www.facebook.com/chariderman/
DMM講演依頼 https://kouenirai.dmm.com/speaker/takuya-shuto/)

チャリダーマンは人生を駆けた自転車世界一周を一冊の本にするという夢があります。興味を持っていただける出版社、編集者の方いましたら、ご連絡いただけると幸いです。

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in 取材, Posted by logc_nt