Googleのカーナビ「Android Auto」がスマホ単体でも使用可能に、Googleがアプリの大幅アップデートを発表
Googleはアメリカ時間の2016年11月7日、自動車向けアプリ「Android Auto」の大幅アップデートを発表しました。このアップデートにより、従来は対応カーナビなどに接続する必要があったAndroid Autoの機能が、誰でもスマートフォン単体で利用できるようになりました。
Android Auto: now available in every car
https://blog.google/products/android/android-auto-available-in-every-car/
Googleが新たにリリースする最新版アプリでは、Android Autoの機能がAndroidスマートフォン単体で利用できるようになります。アプリを起動すると、以下のようにスマートフォンの画面にAndroid Autoのインターフェースが表示され、そのままスマートフォンホルダーなどに設置するだけでAndroid Autoの機能を使えるようになります。
Android Autoは自動車向けに特化したインターフェースや操作を可能にするアプリで、これまでは対応するカーナビシステムと接続することでナビ画面上にGoogleマップのナビ機能を表示させたり、音声通話や日本でもサービスが開始された「Spotify」、「Google Play Music」などのアプリを運転中でも安全に操作することを可能にするものでした。今回のアップデートでは、これらの機能をAndroidスマートフォン単体で利用できるようになるというわけです。
最新版のAndroid Autoアプリを使用するためにはAndroid 5.0以上が必要で、今後数日のうちに日本を含む30か国で提供が開始される予定。また、現時点では画面を指でタップして操作する必要がありますが、数週間以内には「OK Google」と話しかける声での操作にも対応する予定とのことです。
さらに、Bluetooth対応のカーマウントと接続すれば、自動車に乗り込んだことを検知して自動でアプリが立ち上がるようにすることも可能。Logitechなどから対応の機器が登場しており、アメリカのGoogle Storeでも近いうちに商品の取り扱いが開始される予定となっているとのことです。
Car Phone Holder with Voice Control l Logitech
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