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「歩きスマホの注意」や「車の運転サポート」などAndroid 12で新しく追加される機能まとめ


2021年9月9日に最終ベータ版がリリースされ、数週間以内に正式版がリリースされるAndroid 12に搭載される機能について、Googleが公式ブログでまとめています。

New Android features coming this season
https://blog.google/products/android/new-android-features-coming-season/

Two new tools that make your phone even more accessible
https://blog.google/outreach-initiatives/accessibility/making-android-more-accessible/


Upgrade your drive with Google as your copilot
https://blog.google/products/assistant/upgrade-your-drive-google-your-copilot/


◆表情や視線でスマートフォンを操作する「Camera Switches」
Googleは2015年に、タッチスクリーンのスマートフォンを体が不自由な人でも操作できるように、物理スイッチのコントローラーに対応させる「スイッチアクセス」をリリースしました。Android 12で追加されるCamera Switchesもアクセシビリティ向上のための機能で、顔の表情や視線でスマートフォンを操作することが可能になります。

Android 12のベータ版に「顔でスマホを操作する新機能」が登場 - GIGAZINE


Camera Switchesで実際に表情や目線でスマートフォンを操作する様子は以下のムービーで見ることができます。

Camera Switches | Navigate your phone with facial gestures - YouTube


◆Google TVをスマートフォンから操作するリモコン機能
Googleは、さまざまな映像や音楽のストリーミングサービスにアクセス可能なプラットフォームである「Google TV」をリリースしており、近年発売されたテレビにもこのAndroid TVが組み込まれているものが多くあります。Android 12では、スマートフォンのGoogle TVアプリがGoogle TV内蔵テレビのリモコンとして機能するとのこと。以下のムービーに描かれているように、テレビの電源を入れたり、お気に入りの番組を直接スマートフォンから再生したり、パスワードや検索ワードの入力をスマートフォンから行ったりすることが可能になります。

Control your Google TV with your Android phone - YouTube


◆Googleアシスタントでリマインダーを一括管理
これまでリマインダーはアプリで時間や内容をその都度設定する必要がありましたが、Android 12からは、音声アシスタントであるGoogleアシスタントでリマインダーを管理できるようになりました。例えば、植木の水やりをリマインダーに登録したい場合、スマートフォンに向かって「OK、Google。毎朝植木に水をやるように言って」と声で指示すればOK。

どんな感じでリマインダーを管理できるのかは、以下のムービーで解説されています。

Manage day-to-day tasks using Reminders from Assistant - YouTube


◆「歩きスマホ」を注意する「Heads Up」機能
スマートフォンを利用しながら歩いていると、スマートフォンが「前方に注意してください」と通知を表示する「Heads Up」機能が、Android 12から追加されます。ただし、2021年内はまずPixelシリーズのみで利用可能となり、その後他のAndroidスマートフォンでも利用可能になるとのこと。

Heads Up機能を解説するムービーが以下。

Stay alert with Heads Up on Android - YouTube


◆車の運転にスマートフォンを対応させる機能強化
車に搭載されているシステムとスマートフォンを連動させることで、音楽の再生やナビゲーション、メールや電話の対応などができるようになるシステムは近年当たり前になってきました。しかし、運転中にスマートフォンを操作するのは事故につながります。

そこでAndroid 12からは、運転中でもGoogleアシスタントを介してナビを操作したり電話やメールのチェックをしたりすることが可能。音楽の再生も可能で、YouTube Music、Amazon Music、Spotify、SoundCloud、Audible、iHeartRadio、JioSaavn、 Pandora、Podcast Addictなどを音声指示で利用することができるとのこと。ただし、この運転モードは英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語のみの対応となっています。


そして、車に組み込むアプリケーション「Android Auto」との連動も強化され、車内のディスプレイにGoogleアシスタントおすすめの音楽やニュース、ポッドキャストが表示されるようになります。また、車内のディスプレイに対応しているAndroidのゲームを映して直接遊ぶこともできるようになるとのこと。さらに、電気自動車の場合はバッテリーの残量をチェックしたり、対応している充電ステーションをあらかじめ見つけたりすることも可能になります。

Googleは、ホンダやフォード、ゼネラルモーターズなどから、Android Autoを組み込んだモデルが2022年から順次登場すると発表しています。

◆Googleフォトにパスコードで保護されたフォルダを作る機能
お気に入りの写真や動画をパスコード付きのフォルダに保存する機能は、これまでPixelのみに提供されていましたが、Android 12からはすべてのAndroidスマートフォンで利用可能になります。

◆絵文字の追加やコピペ、文章の予想などGboardの機能強化
Androidに標準で搭載されているソフトウェアキーボード「GBoard」では、絵文字やステッカーが新しく追加されます。さらに、電話番号やメールアドレス、URLなど複数の情報を含むテキストをコピーした時、自動で内容を分割して選択してペーストできるようになるとのこと。加えて、入力中にキーボードのスペースキーを横にスワイプするだけで、機械学習によってこれから入力する文章を予測する機能も追加されます。


◆ニアバイシェアの修正
デバイスとデバイスを近づけるだけでファイルやアプリの共有が可能になるニアバイシェアは、「近くにいる人全員」「連絡先に登録されている人のみ」「誰とも共有しない」と共有する相手の設定を選べるようになりました。

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in Posted by log1i_yk

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