iPhone 7のディスプレイはiPhone 6に比べて明るさなどいろいろな点が大きく進歩
by Maurizio Pesce
iPhone 7/iPhone 7 Plusは、シリーズで初めて水への耐性を備えた端末という点でわかりやすく進化していますが、ディスプレイも改善されたポイントの1つで、iPhone 6と比較するといろいろな違いが出ています。
iPhone 7 Display Technology Shoot-Out
http://www.displaymate.com/iPhone7_ShootOut_1.htm
iPhone 7 display analysis shows record performance for color accuracy, brightness, screen reflectance & more | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2016/09/19/iphone-7-display-benchmark-record-color-accuracy-brightness/
iPhone 6とiPhone 7と比較すると、iPhone 7ではイヤホンジャックが廃止されていたり、耐水性能を備えていたりと、いろいろな変更点があります。一方で、ディスプレイはどちらも4.7インチ、解像度は1334ピクセル×750ピクセルと共通しているので、ぱっと端末を見ただけでは変わったところがわかりづらいポイントです。
しかし、iPhone 7/7 Plusは最も明るい設定にしたとき、iPhone 6と比べて25%明るくなっているとのこと。
ただし、Twitterでは「全然明るくない」と比較する人も。@_kegan_さんの場合、左がiPhone 7 Plus、右がiPhone 6で、どう見てもiPhone 6のほうが明るく見えます。これは、iPhone 7/7Plusが「最も明るい状態」になるためには、自動調整がオンになっていなければならないからだとのことで、日中、日差しを浴びながらiPhoneを操作しなければならないような場面では、iPhone 7の方が視認性が高いとのこと。
I thought the #iPhone7Plus (left) was supposed to have a brighter display than my iPhone 6 (right) #iPhone7 pic.twitter.com/V4O6mRBCsl
— K (@_kegan_) 2016年9月17日
いろいろなディスプレイの性能比較を行っているDisplayMateは、iPhone 7のディスプレイを、iPhone 6のものを正統進化させた最高水準のディスプレイだと評価。数多くのディスプレイを分析してきたDisplayMateにおいても、かつて見たことがないほどのモバイル向け液晶ディスプレイだと絶賛しています。
それを支えているのは、iPad Pro 9.7から導入された複数のカラープロファイル。従来のiPhoneシリーズは、ほとんどのコンピューターやデジタルカメラ、テレビなどで使われている「Rec.709」と呼ばれるカラープロファイルを使用してきましたが、iPhone 7では「DCI-P3」という映画のデジタルフィルムで使われる規格にも対応することで、従来よりも色域が26%広がっているとのこと。
by Pat Anzanello
比較相手であるiPhone 6についてもDisplayMateは高く評価しているのですが、iPhone 7はそれを上回ってきたというわけです。
映像を見る端末としてスマートフォンをよく利用している人にとっては、iPhone 7/7 Plusは有力な選択肢となりそうです。ただし、iPhone 7の前世代にあたるiPhone 6sとの比較ではなく、さらに一世代前のiPhone 6との比較である点にはちょっと気をつけておく必要があります。
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