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いかにもすごいことをプレゼンしたかのように思わせる「Thought Leader」とは?

by Cultivate Oxford

プレゼンテーションの内容を聞き手に理解してもらい共感を得るには、話し方や、グラフの使い方、スライドの見せ方に気を配る必要があります。カナダ・CBC RadioのラジオパーソナリティーであるPat Kelly氏が、プレゼンを本格的に見せる「Thought Leader」という方法について、実際のプレゼン形式で解説しています。

‘Thought Leader’ gives talk that will inspire your thoughts | This is That | CBC - YouTube


プレゼンテーションの最初は、ステージ中央へ歩いてきます。


そしてまずは自己紹介から。観客に有能なプレゼンテーターだと思わせるためには、スーツなどの正装や、メガネといったアイテムが重要とのこと。


自然な手の組み方も重要です。


次はPCに近づき、観客に対して「自分はテクノロジーに詳しい人物であり、今からスライドを見せる」ということを示します。


プレゼンでスライドを使う理由は、スライドがある方がプレゼンをより本格的に見せることができるため。


スライドを表示したらステージ中央に戻り、身振り手振りをつけながら、プレゼンに関係ないような目立たない話題について話します。


ステージ上で歩き回りながら話すのも効果的です。一見すると重要ではないように聞こえることでも、3回繰り返し言うことで、説得力を持たせられます。


さらには、スライドに特に意味もなく壮大な写真を使うのもポイント。例えば地球の写真を使い、「この星が我々の暮らしている地球だ」と観客に見せます。


続いて写真の上に文字を重ねたり……


数字を重ねて表示することも効果的。


文字と数字を組み合わせて疑問系にすることで、問題提起ができます。このようにスライドを作ることで、「話し手はプレゼンの話題を完ぺきに理解している」と観客に思わせることができます。


また、プレゼンの途中で声のトーンを変えるのも効果的な方法です。重要度の低い話題であっても、話し手が笑いながら話すことで、観客がつられて笑いはじめます。


そしてステージの中央に戻り、ゆっくりとした口調に変えて、声のトーンを下げます。


観客を真っすぐ見ながら、話す内容に合わせて指を折っていき、話している内容に重要なポイントがあることを示します。


話している合間に水を一口飲み……


時間を確認。


説得力を持たせるため、スライドにはグラフや統計を使います。


プレゼンの最後には、議題に対する質問を投げかけ、観客全員が同意できる回答を提示します。


例えば地球の写真を見せて、「これが私の住みたい場所です」と見せてプレゼンを締めくくります。


観客全員のスタンディングオーベーションを受けている最中は……


話し手はうなずきながらステージ上を数回歩き回り、観客の中に見知った顔を見つけたらニッコリとほほ笑みます。


プレゼンの動画をネット上にアップロードするならば、最後は映像をフェードアウトして終わるべきとのことです。

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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