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オフィス以外で働く「リモートワーク」を実践して得られたメリットはこんな感じ

By Jeremy Levine

進化するIT技術のおかげで飛躍的に可能性が高まったことの1つに、会社に出向かなくても自宅や外出先で仕事をする「リモートワーク」という働き方があります。日々の通勤から解放され、家族と近いところで働けることによるメリットを、実際にリモートワークを実践しているジェイソン・ジムダーズさんが記しています。

Why I work remotely (hint: it has nothing to do with productivity). — Signal v. Noise — Medium
https://m.signalvnoise.com/why-i-work-remotely-hint-it-has-nothing-to-do-with-productivity-34ace30f74fc

ジムダーズさんは、ツール開発企業のBasecampにUIデザイナーとして勤務しています。Basecampが開発しているもの、それこそがリモートワークを可能にするツールとのことで、同社に所属する約50名のスタッフは、世界中の32都市で業務にあたっているそうです。


リモートワークが可能な環境にいることを「幸運にも」と語るジムダーズさんは、そのメリットとして以下のような点を挙げています。

・朝になって起きてきた子どもにハグをして朝ご飯を食べさせてあげられる
・学校から帰ってきたら「おかえり」と迎え、おやつを作ってあげる。そして、学校での1日のことを聞いてあげる。
・自分のお気に入りのコーヒーショップで仕事をすることができる
・Basecampのシカゴ本部にスタッフ全員が1週間集まって仕事をする
・天気の良いテキサス州オースチンにスタッフ全員が移動して一週間を過ごすこともできる(特に、シカゴがとても寒い時期など)
・友達のおつかいを頼まれることもできる
・ペットの犬の散歩ができる
・友達と仕事ができる
・子どもが病気になっても、看病するために有給を使わなくても済む

まさに「いいことずくめ」と言った感じのリモートワークですが、このような環境を可能にする「リモートオフィス」を実現するためには、自宅作業でも集中力を保つための方法を学び、完璧なホームオフィスを構築し、一人っきりにならずに「つながる」ための方法を考え、集中力を妨げるものを排し、仕事の中断を避ける、といった要因が必要になってきます。そんな中でもジムダーズさんはあえて「仕事を中断することを受け入れる」ことを薦めています。

By david pacey

仕事を中断すると作業の効率が落ちるため、本来ならばあまり褒められたものではないわけですが、これを受け入れることで別のメリットを享受することができると語るジムダーズさん。それは、家族と時間を共有することができるという点に集約されるようです。

ジムダーズさんには息子と娘が一人ずついるそうなのですが、例えば息子は学校から帰ってくるとジムダーズさんの仕事場に駆け込んでくるとのこと。そうして学校で起こった出来事を早口でまくし立てるのですが、仕事をしているジムダーズさんにとって、仕事の手を緩めずに話を聞くことはとても大変なこと。しかしそんな時でも、ジムダーズさんはできるだけ仕事をいったん置き、子どもの話を聞いてあげるとのこと。子どもが徐々に成長すると、このような機会は次第に少なくなります。ジムダーズさんは、仕事を横に置いてでも、その時間を大切にすることを選んでいるそうです。

また、娘が帰ってくる時は、いつもおなかをすかせて帰ってくるとのこと。そんな時にもジムダーズさんは仕事を中断し、おやつを用意してあげるそうです。実際には、子どもが自分でおやつを作ることもできるわけですが、ほんのわずかの時間を割くことで、リモートワークが可能にした、今しかできないことを大切にしているそうです。

By Theresa Martell

このようなことは「ささいな」ことですが、ジムダーズさん本人はもちろん、子どもたちにも記憶として残っていくものだと言います。ジムダーズさんは、このような機会を得るためにリモートワークという働き方を選んでいるとのこと。確かに効率は少し落ちるかもしれませんが、そもそもとして現代の作業効率はかつてないほど高いものになっています。その恩恵を存分に受け、多少のロスが生じたとしても、以前よりも豊かな暮らしを得るというのが、ジムダーズさんが選んだリモートワークという働き方のようです。

「あなたの大切な家族は『邪魔』なものではなく、『仕事をする理由』です。ハグしてあげてください!」と語るジムダーズさん。リモートワークは全ての職種で可能なものではなく、会社の事情や方針のために誰でも簡単にできるというものではないのが現実といえます。しかし、技術が可能にするメリットを享受し、またはそのような環境を会社全体で作り上げていくことで、現代社会が可能にした最も新しい働き方・生き方を手に入れるのも、悪いことではないのかもしれません。

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