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自宅をオフィスにする在宅ワークを成功させるために必要なこと・避けるべきこと

By stavos

自宅をオフィスとして使用し、仕事の一部または全てを自宅で作業する在宅ワークが広まりを見せていますが、ライフスタイルに応じた自由度の高さが得られるかわりに、仕事とプライベートの境目が不明瞭になるなど、在宅ワーク特有の弊害についても知られるようになっています。メリットもデメリットもある在宅ワークを成功させるための方法を、ウェブ/アプリデベロッパーのジェフ・ギーリングさんが提唱しています。

Tips for Staying Sane while Working from Home - phptek 2016 session | Jeff Geerling
http://www.jeffgeerling.com/blog/2016/protips-staying-sane-while-working-home-phptek-2016-session

ギーリングさんは、自宅の一部を模様替えして在宅勤務の環境を整えたという人物。そんなギーリングさんの方法論は、気持ちの持ち方だけではなく自宅の環境そのものまでをも変えてしまうというものです。


ギーリングさんは、効果の上がる在宅ワークの方法論をまとめ、以下のプレゼン資料を公開しています。


ギーリングさんは、2011年まではオフィスで仕事をしていたそうですが、その後は在宅ワーク中心のスタイルに移行したとのこと。オレンジ色に色分けされた期間は半在宅スタイルだったようですが、基本的にはリモートオフィスでの働き方を続けています。


WFH(Work From Home:在宅ワーク)のメリットは、「費用を抑えられること」「通勤が必要なくなること」「フローな(=集中した)状況を増やせること」「より健康な生活を送れること」という4点とのこと。


このうち、「費用を抑えられる」というメリットは雇用側と被雇用側の両方に生じるメリットといえます。新たに人を雇い入れる際、例えば優秀なスタッフを遠方から雇い入れる場合には引っ越し費用や都会の高い家賃を企業側が負担しなければならないこともありますが、在宅ワークを導入することでそれらの費用を抑えることができるほか、スタッフの通勤にかかる費用を抑えることができます。一方の被雇用側にとっても、例えば通勤に使う自動車などの自己負担分を削減できることや、昼食などの食費を圧縮できるなどのメリットが存在します。

また、「フローな状況」というのは、例えばプログラマーが作業に没頭するのに必要な環境のこと。多くの人が集まるオフィスだと集中を妨げる要因が多く存在しますが、個人で作業できる在宅ワークだと、そのような雑音に悩まされずに済むというわけです。

◆在宅ワークを成功させる「3つのテーマ」
環境の良さはあれど、在宅ワークを導入するだけで全てがうまく行くというわけではありません。ギーリングさんは、在宅ワークを成功させるための3つのテーマ「環境」「コミュニケーション」「規律」を挙げています。


・「環境」
1つ目のテーマが、仕事するための環境を整えるというもの。自宅のリビングで仕事するというのはあまり好ましくないので、生活を送る環境と仕事する環境を完全に分けてしまうことが必要とギーリングさんは語ります。


事実、ギーリングさんは自宅の地下室をオフィス用に改築。もとはこのような状態だった場所に……


柱を立て、壁を作ってオフィスを構築。


ここまでの仕事用のスペースを作るのは難しいものではありますが、例え自宅であっても、生活と仕事を切り分けることが重要だということです。


環境を整えるために必要なことは「仕事用スペースを完全に切り分けること」「仕事専用のコンピューターを用意する」「照明、空調、騒音に問題がないようにする」「生活との区切りを付けること」などで、逆に避けなければいけないことは「レジャー用スペースの近くにオフィスを作ること」「家族などの邪魔をうけること」「テレビやゲームを置くこと」など。


机の上がゴタゴタしだして、家族が頻繁に出入りするような環境は避けるのがベターなようです。


・「コミュニケーション」
ギーリングさんは、コミュニケーションの重要さにも言及。この場合は、仕事仲間とのコミュニケーションのことで、必要なのは「全ての会議にテレビ会議を導入すること」「会議には出席してちゃんと耳を傾けること」「ビデオ中継を使うこと」「仕事用チャットは常にオンライン」「ゴールを明確にすること」という項目を達成すること。逆に「受け身の姿勢で会議に出席する」「連絡が取れない状態になる」「長くて要点のない会議に出席すること」は避ける必要があります。


例え在宅のようなリモート環境であっても、それは仕事の場。勝手気ままで自由な環境を作ることが目的ではないので、仕事が成立する環境を主眼に据えることが重要であるということです。


・「規律」
そしてやはり重要なのが、在宅であっても規律正しく仕事に向かう姿勢とのこと。重要なのは「ルーチンや仕事を行う形式を確立すること」「健康的な食事をとること」「外界との区切りを付けること」で、避けるべきは「引きこもりになること」「栄養・健康・衛生状態に無頓着になること」「浮いた存在になること」の3点。


例え自宅であっても仕事は仕事なので、きちんと切り替えを行うことが重要とのこと。


「今日は在宅だし、起きたままの姿で仕事さ」などというのは最悪の状況であるというわけです。


ギーリングさんが実際にこの資料をもとに行ったプレゼンテーションは、以下のムービーで見ることができます。

ProTips for Staying Sane while Working from Home - php[tek] 2016 - YouTube

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