ハードウェア

ハードとソフトの両方から安定した映像を実現する混合型カメラスタビライザー「SteadXP」


揺れの少ない安定した映像を撮影するために用いられる道具は「カメラスタビライザー」などの名称で呼ばれ、カメラそのものを安定させる機械式と、撮影した映像に後処理を行って揺れをなくすソフトウェア型に大きく分類されます。フランスのスタートアップ「SteadXP」は、GoProや一般的なカメラに装着することで安定した映像を得ることができるデバイス「SteadyXP」を開発しています。

SteadXP | Crowdfunding is running until 10/10/15!
http://steadxp.com/

SteadXPは、映像のブレを抑えるハードウェア「[email protected]」と「SteadyXP+」の2モデルを開発しています(以下「SteadyXP」)。「[email protected]」はGoProシリーズ向け、「SteadyXP+」はデジタル一眼やミラーレス、コンデジなどほとんどのカメラに対応するモデルとなっており、GoProの背面やカメラのアクセサリーシューに取り付けて使用するようになっています。


ブレを抑えるといっても、SteadyXPはカメラの揺れそのものを抑えるデバイスではありません。デバイスの内部には本体の揺れをX軸/Y軸/Z軸の3次元で立体的に捉えるための装置が内蔵されており、デバイスが装着されたカメラの動きをデータとして記録するようになっています。


記録されたデータには、撮影時のカメラ本体の動きや揺れが全て保存されています。そのデータとカメラで実際に撮影した映像を専用のソフトウェアを用いて照合することで、映像の揺れをほとんど全てカットしてしまうというのがSteadyXPが開発したユニークなスタビライザー技術というわけです。


SteadyXPを使って安定化された映像は、以下のムービーから確認することが可能。補正を行う前と後の映像が比較されているのですが、驚くほど不要な動きが削減され、スタビライザー特有の「ヌルッ」とした動きの映像に生まれかわっている様子を実感することができます。


スキーヤーの後ろをスキーで追いかけながら撮影。プロのカメラマンでも安定した映像を得ることは非常に難しいシーンですが、実際にできあがった映像は極めてスムーズなものに。スムーズすぎて、スピード感や臨場感がなくなってしまうほど安定した映像になっていることに驚きます。


このように、ジョギングするランナーを追いかけて撮影した映像でも高い安定性が与えられます。


静止画で全てを説明することは不可能なので、ぜひともムービーを再生してその効果を実感してほしいところ。


SteadyXPのソフトウェアを使うと、カメラの揺れを抑えることができるほか、映像を常に水平に安定させる機能や回転方向のブレ補正機能を使えたり、動きが大きすぎてフレームからはみ出た部分をソフトウェアで生成することで補完する機能など、非常に多くの処理機能を活用できるようになっているとのこと。


一般的なデジタルカメラに「SteadyXP+」を取り付ける場合は、以下のようにアクセサリーシューに取り付けるようになっています。SteadyXP+にはリチウムイオンバッテリーが内蔵されているので、カメラからの電源供給は必要ありません。


ただし、カメラ本体とは映像/音声出力端子とケーブルで接続する必要があるので、それぞれの端子を搭載している機種を使う必要があります。音声用にXLR端子を搭載したプロ用カメラにも対応しているので、アマチュアからプロまで幅広い用途に活用することが可能です。


[email protected]」をGoProに取り付ける場合は難しい接続は必要ありません。[email protected]にはGoPro用の端子を備えているので、GoProの背面にパチッとはめ込むことで使えるようになります。


GoProをケースに収める際でも、バッテリーパック用の背面カバーに対応しているので、水の中でも問題なく使うことが可能になります。


SteadyXPはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の15万ユーロ(約2000万円)に対し、記事作成時点では世界中の1700名以上の出資者から約37万ユーロ(約5000万円)の出資が集まっています。

GoPro用の「[email protected]」の場合、早期出資優待割引制度であるEarly Birdプランはすでに枠が埋まっていますが、正規価格から30%割引きされた「Original」プランには170ユーロ(約2万3000円)で出資することが可能。割引率が20%で出資額が200ユーロ(約2万7000円)と少し割高になるプランもありますが、こちらに出資しておくと優先的に製品を出荷してもらうことができます。


デジタルカメラ用の「SteadyXP+」の場合だと、まだEarly Birdプランが残っており、230ユーロ(約3万1000円)で出資することが可能。こちらの場合も、割引額を少なくすることで優先的に出荷してもらうプランが用意されています。


[email protected]とSteadyXP+の両方をゲットできるプランも用意されており、出資額は410ユーロ(約5万5000円)となっています。


なお、日本への発送には、プランに応じて15ユーロから30ユーロ(約2000円~4000円)の送料が別途必要。出資の締め切りは日本時間で2015年10月11日(日)12時59分となっており、出荷時期は2016年1月~3月ごろが予定されています。

SteadXP - The Future of Video Stabilization by SteadXP — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1091165875/steadxp-the-future-of-video-stabilization

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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