ハードウェア

1台のボディにLEDヘッドライトとHDカメラが一体化した「Fly12」が登場


GIGAZINEでは以前、自転車用リアカメラ+ライトのFly6をレビューしたことがありましたが、同製品を開発したCycliqでは、白色LEDを使ったヘッドライトとHDカメラをコンパクトなボディにまとめた新モデル「Fly12」の開発がすすめられています。

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Fly12がどのような製品なのかは、以下のムービーなどを見るとわかるようになっています。


自転車でいろんな場所を走った時には、あちこちで出会った風景を記録したいもの。そんな時に役に立つのが「Fly12」です。


Fly12は、自転車用LEDライトとHDカメラをコンパクトな本体にまとめたデバイス。自転車のハンドルバーの上にもほとんど邪魔にならずに設置できそうなサイズとなっています。


搭載されるHDカメラでは1080pのHD画質でムービー記録が可能。製品には16GBのmicroSDカードが同梱されているので、手に入れてすぐに使いはじめることができます。


microSDカードは、最大で64GBの容量に対応。


前部を照らすLEDライトは400ルーメンというタイプ。数値だけで実際の明るさを判断するのは難しいところですが、ムービーを見る限りは夜間でも安心できそうな光量が確保されている様子です。


昼間のライドでも、LEDライトを点滅させることで対向車などに存在を知らせることが可能です。


発光パターンは点灯・点滅切り替えが可能で、それぞれ3レベルの明るさに変化させることが可能となっています。また、ライトを完全に消灯してカメラだけを起動させることもOK。


バッテリーは内蔵式のリチウムイオンバッテリーで、Micro-USBケーブルを接続して充電します。


バッテリー容量は現段階では明らかにされていないようですが、最長連続使用時間はカメラのみだと10時間、ライトを照度100%で点滅させながら撮影した場合だと6時間、そして連続点灯モードで撮影した場合は2時間となっています。


自転車ライドの映像を残して後で楽しむことはもちろん、普段のライドを記録しておく際にも便利。


不意に側道から自動車が飛び出してきたような場合でも、映像を残しておけば何かと安心できる、というわけです。


Fly12はGoProと互換性のあるマウントを装備するため、市販されている多くのホルダーを使用することが可能。さらに、付属のマウントはGarmin用のマウントと互換性があるほか、三脚用のネジ穴が備えられています。


また、スマートフォンとの通信ではWi-FiとBluetoothをサポート。ライドの休憩時などにも、撮影した映像をすぐにスマートフォンで確認することが可能です。


ケーブルで接続する必要がないという手軽さはもちろんのこと、microSDカードのスロットなどを持たないiPhoneとも問題なく連携できます。


Cycliqでは専用のアプリを開発中。アプリを使えば撮影した映像や走った軌跡をスマートフォンで確認することが可能に。


また、SNSなどで簡単にシェアすることができるようになります。


さらに、アプリはサイクリングをトラッキングして速度などを記録できるアプリ「Strava」との連携機能を搭載。撮影した映像に速度や出力ワット数、心拍数などを追加して表示させることが可能になります。


Fly12はHDカメラと400ルーメンのLEDライトを組み合わせた製品。重量は209グラムと、単体の製品を2つ使用するよりも軽量化できてサイクリストにうれしいほか、ハンドル周りをスッキリさせられるというメリットも備わっています。


本体はナノテクノロジーを用いた防塵・防水性(IP55)を備えており、よほどの過酷な状況でもない限りは使用に問題はなさそう。


Fly12の仕様をまとめたものがこちら。ムービーは、1080p/30・45fpsまたは720p/30・60fpsでの撮影が可能。ファイル形式はMP4でコーデックはH.264、ファイルは5分あるいは約750MBごとに新規ファイルが連続して作成されるようになっています。


代表的なアクションカムとの性能を比較するとこんな感じ。やはりなんと言ってもライトを搭載している点はどのモデルもかなわない仕様となっています。


このFly12はクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の24万5000オーストラリアドル(約2300万円)に対し、記事作成時点では世界中の1200名以上の出資者から約45万豪ドルAUD(約4200万円)の出資が集まっています。

早期割引きとなるEarly Birdプランはほとんどが定員に達してしまっていますが、記事作成時点では299豪ドル(約2万7500円)の出資でFly12を1台ゲット可能。Fly12を2台セットにした「Early Bird DUO」プランは558豪ドル(約5万1500円)、さらに5台がセットになった「Super Early Bird ACTION PACK」は1245豪ドル(約11万5000円)となっています。なお、日本への発送には、29豪ドルから59豪ドル(約2700円~5400円)の送料が別途必要です。


なお、出資の締め切りは日本時間で2015年3月12日(木)18時ちょうどとなっており、出荷時期は2015年11月ごろが予定されています。

Fly12 Cycling Accessory | 1080p Camera & Front Light Combo by Andrew Hagen & Kingsley Fiegert — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/fly6/fly12-cycling-accessory-1080p-camera-and-front-lig

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in ハードウェア,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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