「スーパーマリオブラザーズ」の知られざる事実30個
by niXerKG
「スーパーマリオブラザーズ」の発売30周年に合わせて、2015年9月10日にマリオのコースを自作できるWii U向けソフト「スーパーマリオメーカー」が登場していますが、「30周年」にちなんでスーパーマリオブラザーズの知られざる事実30個がまとめられています。
30 years, 30 memorable facts about Super Mario Bros. | Ars Technica
http://arstechnica.com/gaming/2015/09/30-years-30-memorable-facts-about-super-mario-bros/
◆01:スーパーマリオブラザーズの説明書には「コース内の岩やブロック、植物などは、物静かで平和を好むキノコ族がクッパによって変身させられたもの。ピーチ姫を救うとキノコ族たちは元の姿に戻る」と書かれています。つまりプレイ中に破壊していたブロック1個1個が実はキノコ族の変身した姿で、ブロックを破壊するたびにキノコ族の命を奪っていたようです。
◆02:ワールド1~7の最終面で登場するクッパは、実はクッパの部下が変装した姿。クッパにファイアボールを投げつけて倒すと殻が外れて、部下の正体を見ることができます。クッパに変装しているのは、ワールド1~7でそれぞれクリボー、ノコノコ、メット、トゲゾー、ジュゲム、ゲッソー、ハンマーブロスの7種類です。
◆03:「Gears of War」を開発したクリフ・ブレジンスキー氏は、Nintendo of Americaが刊行していた雑誌「Nintendo Power」創刊号にスーパーマリオブラザーズの高得点獲得者として名前が掲載されています。
◆04:ソニックシリーズの生みの親である中裕司氏は、スーパーマリオブラザーズのワールド1を可能な限り速くクリアしようと何回もチャレンジした経験から「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を生み出した、と語っています。
◆05:「マリオがキノコを食べると大きくなる」という理由について、任天堂のクリエイティブフェローに就任した宮本茂氏は、「昔話で森に迷い込んだ人たちが必ずと言っていいほどキノコを食べているから」と説明しています。
なお、宮本氏は2015年9月のインタビューでも「マリオが大きくなる」というアイデアについて語っています。
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◆06:初期デザインでは、マリオが空中をダッシュできるロケットパック(飛行装置)や、ビーム銃や接近戦用の武器などを装備することが考えられていました。
◆07:マリオがジャンプした後、落下中に敵の下からぶつかるとダメージを受けずに敵を倒すことが可能、という裏技が存在します。
◆08:2人プレイモードでは、マリオを操作している「プレイヤー1」のみゲームを中断することが可能。ルイージを使っている「プレイヤー2」はゲームの進行を止めることができませんでしたが、マリオ10周年記念に発売された「スーパーマリオコレクション(Super Mario All-Stars)」で修正されています。
◆09:ノコノコの上でジャンプし続けて1UPを無限にゲットする方法はバグだと言われていましたが、宮本氏は「意図的に設計したもの」と明かしています。
無限1UPを行っている様子は以下の動画から見ることができます。
Super Mario Brothers Classic 1up Trick - YouTube
◆10:上記の無限1UPを128回以上繰り返すと、次のステージでミスすると自動的にゲームオーバーになります。
◆11:幻の「-1面」は、本来「ワールド36-1」として設計されたものでした。しかし、ゲーム内で数字の「36」と表示すると、コード指標表の36番目に使用されている「空白スペース」が表示されてしまい、「マイナス1面」が誕生しました。
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◆12:上記の「-1面」では、最後の土管に入るとステージの最初に戻されて、同じ面が永遠にループしますが、ファミリーコンピュータ ディスクシステム版ののスーパーマリオブラザーズには別バージョンの「-1面」が存在します。別バージョンの-1面では、3つのステージをクリアするとゲームオーバーになってしまうとのこと。
◆13:スーパーマリオブラザーズの全ステージで無限1UPを行うことに成功し動画をアップしているGames HayaというYouTubeユーザーがいます。
◆14:スーパーマリオブラザーズのカセットには、ゲーム内では使われなかった茶色いボール状のオブジェクトが存在します。
◆15:データを保存する際に、背景の茂みや雲などのオブジェクトは同一のスプライトとしてセーブされます。
◆16:空中でキノコを取ってAボタンを押すと、マリオが大きくなった後のジャンプの高さが通常よりも高くなります。
◆17:ハンマーブロスに出会った後にマリオを動かさずにじっとしていると、ハンマーブロスが近づいてきてマリオを追いかけるようになります。
Hammer Bros chase Mario - YouTube
◆18:各ワールドの3面で全てのコインを集めると、次に進むワールドの1面で「隠し1UPキノコ」を出現させることが可能。
◆19:雲を突き抜けて豆の木の頂上に到達すると、マリオが豆の木にしがみつきながらダンスする様子を見ることができます。
Mario dancing on top of a vine on The Lost Levels - YouTube
◆20:ワールド3-3ではゴールの旗の頂点を超えてジャンプすることが可能。ワールド3-3で旗超えに挑戦して、成功している様子は以下のムービーの2分15秒あたりで見ることができます。
Super Mario Jumps Over the Flagpole! - YouTube
◆21:スーパーマリオブラザーズが移植されていない任天堂のゲームハードはニンテンドー64のみ。
◆22:Wii U向けバーチャルコンソール「ファミコンリミックス2(NES Remix 2)」には、「スーパールイージブラザーズ」という名前でスーパーマリオブラザーズが移植されています。ルイージはマリオよりも高くジャンプできますが、急停止するスピードがマリオよりも遅いとのこと。
◆23:「スーパーマリオコレクション」では、スーパーマリオブラザーズでプレイの難しかったポイントがいくつも改善されています。例えばスタート時のライフが多かったり、バブルの放つ火の玉が従来よりも高い位置を通るためマリオが下をくぐり抜けやすくなっていたり、ワールド7-4のような迷路っぽいステージで正しいルートを通ると効果音が鳴ったりするように改良されています。
◆24:NEC PC-8801mkII SRとSHARP X1 turbo向けに作られたハドソン製「スーパーマリオブラザーズスペシャル」は、ゲームの進行が画面スクロールではなく画面切り替え式であったり、キャラクターやステージ全体が原色に近いビビッドカラーでデザインされていたりと、「公式ソフトの中で最も悪いゲームデザイン」と言われています。
Let's Play Super Mario Bros. Special - World 1 - YouTube
◆25:アーケード版の「『VS. スーパーマリオブラザーズ」は、敵キャラが多かったり、アイテムが少なかったり、ワープ場所が見つからなかったりと、オリジナルのスーパーマリオブラザーズよりも難度が高めに作られています。
◆26:スーパーマリオブラザーズは当初ファミリーコンピュータ向けソフトの最終作として企画されたものでした。任天堂は、カセットではなくディスクメディアを使用する「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」への移行を進めていましたが、結果的にディスクシステムはあまり普及せず日本国内のみの発売にとどまりました。
◆27:スーパーマリオブラザーズは日本で発売された約1カ月後に欧米でも発売されましたが、欧米での正式な発売日は明らかになっていません。「1985年10月12日」と書かれた文書はいくつか見つかっていますが、発売日に関する情報は交錯していて、正式な日にちは今でも分からないままとのこと。
◆28:スーパーマリオブラザーズを最終面までクリアした際の最小スコアは500ポイント。
Super Mario Bros. - 500 Point Run - YouTube
◆29:裏技を活用しまくると、5分以内に全ステージをクリアすることも可能。
◆30:マリオの実写化作品は、「Super Mario Bros(スーパーマリオ 魔界帝国の女神)」と「The Super Mario Bros. Super Show!」の他に、1989年に放送された「Mario Ice Capades」というテレビ番組も存在します。
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