ドローンが逃亡する強盗犯を追跡して逮捕するという事件が発生
空中から高解像度カメラで撮影できるドローンは、噴火する火山など人間が近づきにくい場所を撮影できるだけでなく、料理を客席まで運んだり、商品の配達に用いたりと、活用範囲が広がり続けていますが、なんと逃亡中の凶悪犯の発見に一役買うという事件が起こっていたことが明らかになりました。
Man tracked down by drone charged with robbery, auto theft : Wsj
http://host.madison.com/news/local/crime_and_courts/man-tracked-down-by-drone-charged-with-robbery-auto-theft/article_a04c556a-eec8-5da6-8c33-31c67ef7f6ab.html
2015年5月31日にアメリカのウィスコンシン州で、Marquis Phiffer容疑者がコーヒーショップ前で自動車を盗み、さらに銃を持っていることをほのめかしてガソリンスタンドで強盗を行い逃走しました。警察とカーチェイスを繰り広げたPhiffer容疑者は、停車中の自動車にぶつかると盗んだ自動車を捨てて逃走。付近にあった大きな池に続く茂みに姿を隠しました。
Phiffer容疑者を追跡していた警察は、近所の消防署からゴムボートとなんとクアッドコプターを借りて捜索を開始したとのこと。ドローンによる空中からの捜索によって、水面に浮かぶPhiffer容疑者の靴と大量の紙幣を発見。すぐにPhiffer容疑者を確保することに成功したそうです。
ヘリコプターを使って逃走する自動車を追跡するというのはおなじみのシーンですが、今後は、隠れた逃亡犯を追跡するためにドローンが放たれるという捜査手法がより一般的になるかもしれません。
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