乗り物

軽量でコンパクトに分解でき、戦地へ大量輸送可能なホバーバイクをアメリカ国防総省が開発予定


アメリカ国防総省がホバーバイクを開発中のイギリス企業「Malloy Aeronautics」と提携してホバーバイクを共同開発することが明らかになりました。

U.S. Defense Department to develop UK hoverbike | Reuters
http://www.reuters.com/article/2015/06/22/us-airshow-france-hoverbike-idUSKBN0P21C720150622

Malloy Aeronautics(マロイ)は開発中の二人乗りのホバーバイク「Aero-X」を2017年に市販する計画で予約を受付けていました。

世界初の空飛ぶ2人乗りホバーバイク「Aero-X」が予約受付を開始 - GIGAZINE


さらに、Aero-Xの3分の1スケールのミニチュアモデル「MA Drone 3」を作り、飛行試験を行い、開発資金をクラウドファンディングサイトKickstarterで募集していました。

空飛ぶバイク「ホバーバイク」を1/3スケールで実現した「MA Drone 3」 - GIGAZINE


そのマロイがアメリカ国防総省と軍用ホバーバイクを共同開発することになりました。アメリカ軍は、ホバーバイクを小型の偵察機として活用することを計画中です。ホバーバイクは安定して飛行できるため、偵察用途だけでなく物資の輸送や複雑な地形へ兵士を搬送したり人命救助したりとさまざまな形で活用することが期待されています。また、自律飛行させることで遠隔地から監視・コントロールしつつ無人飛行させられるという特長を持たせる計画です。

マロイが開発中の新型ホバーバイクはパーツ構成が少ないため製造コストが極めて低く、さらに分解してコンパクトに収納すれば大量に搬送することができるというメリットもあります。船でホバーバイクキットを戦地へ搬送し、現地で組み立てれば、大量の偵察機を安く調達できるというわけです。


今後、マロイはアメリカ国防総省と30年間にわたって仕事をしている軍需関連企業の「SURVICE」、アメリカ陸軍研究所(ARL)と共同で、軍事用ホバーバイクを開発していく予定。開発機の試験飛行はアメリカのメリーランド州のアバディーンで行われる計画です。

マロイのマーケティング・セールスディレクターのグラント・スタプレトン氏はロイターに対して、マロイが今後も独立した企業として運営されることを強調した上で、ホバーバイクをレジャー産業などへ商用販売したいと述べたとのこと。

これはムービーはマロイが作成する機体が登場するムービー。1分10秒からはマロイが開発中の小型・軽量でコンパクトに分解可能なホバーバイク「P2」が映し出されています。

P2 Hoverbike Test Flight - YouTube


MA Drone 3とほぼ同じ構造のホバーバイク「P2」


フレームやリムを分解すれば運搬も容易です。


すでに飛行試験が繰り返されている模様。


SURVICEおよびARLとパートナーシップを締結したことが公表されています。


今後、マロイがどのようなホバーバイクを開発していくのか、要注目です。


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