空飛ぶバイク「ホバーバイク」を1/3スケールで実現した「MA Drone 3」

空飛ぶバイクとでも言うべき乗り物「ホバーバイク」は、Aerofexが開発する「Aero-X」で有人飛行試験が行われるなど、実用化に向けて着実に進化を続けています。そんなホバーバイクを1/3スケールのドローンで再現したのが「MA Drone 3」です。

Drone 3 ‘Basic’ – MA Hoverbike
http://www.hover-bike.com/MA/product/drone-3-basic/

MA Drone 3がどんなドローンなのか、なぜ開発されたのかは、以下のムービーを見れば理解できます。

Hoverbike Kickstarter Campaign - YouTube


バイクのような燃料タンク。

サドルとその後ろに大型のファンカバーが見えます。

これは、Malloy Aeronautics(MA)が開発中のホバーバイク「MA Hoverbike」

そのMA Hoverbikeの周りを派手なLEDライトで光ったドローンが飛び回っていますが、これがMA Drone 3。

MAの開発者クリス・マロイ氏は、MA Hoverbikeの実機開発のために、試験的に1/3スケールでのミニチュアモデルを製作して飛行テストを繰り返したとのこと。

そのミニチュアモデルこそがMA Drone 3です。

これは空中を飛行するMA Drone 3からの映像。

撮影しているのは、アクションカメラを搭載した1/3スケールの人型ロボット「Cyborg Buster」。MA Drone 3はホバーバイクのテスト機なので、当然のことながら人型のミニチュアを乗せた状態でテストしているというわけです。

MA Drone 3はミニチュアロボットだけでなく、ジュースを安定して運ぶことが可能。

ホバリング状態で空中に静止できるため、物の受け渡しも苦にしません。

機体下に最大1.5kgの荷物を搭載することも可能。

バーベキューコンロの上にやってきたMA Drone 3。

機体下に入れていた水を放出して火を消しました。

ぬいぐるみを抱えて上昇していくMA Drone 3。

空中でぬいぐるみを投下。

地上では少女がぬいぐるみが落ちてくるのを待っていたようです。

MA Drone 3のフライトを終えた男性。

MA Drone 3を折りたたむと……

専用バッグにしまい込みました。MA Drone 3は持ち運びしやすいサイズに折りたたむことが可能です。

すっかり暗くなった窓の外にピカピカと派手に光るMA Drone 3を発見。

荷物を届けるとMA Drone 3は去って行きました。

どうやらピザを宅配したようです。

ホバーバイク「MA Hoverbike」の開発用に製作されたドローン「MA Drone 3」は、全長115.5センチ×全幅59センチ×高さ16センチで重さは2.2kgで、すでに時速20kmでの飛行実験に成功しています。

元々は、Hoverbikeの運動性能向上試験のためのミニチュアという目的で作られたものの、あまりの飛行性能の良さに、マロイ氏はドローンとして販売することを決定。現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで、目標金額を3万ポンド(約520万円)に設定して資金募集中で、プロジェクト終了まで1カ月を残した段階で目標金額の獲得に成功しています。なお、マロイ氏は、プロジェクトで集まった資金はMA Hoverbike開発資金に活用するとのことです。

Hoverbikeプロジェクトでは、595ポンド(約10万3000円)の出資でMA Drone 3本体を、1050ポンド(約18万2000円)の出資でMA Drone 3本体と人型ロボットCyborg BusterとアクションカメラGoPro搭載用ホルダーキットを、さらに100ポンド(約1万7000円)の追加でMA Drone 3専用バッグをゲットすることができます。

なお、Hoverbikeプロジェクトの出資期限は、日本時間で2014年9月1日午前7時55分までとなっています。

Hoverbike by chris malloy — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1524806320/hoverbike