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「Android M」の詳細やIoT向けの新OSなどが次々と登場した「Google I/O 2015」まとめ


Googleの開発者向けイベント「Google I/O 2015」がサンフランシスコで開催されます。新しいモバイル向けOSの「Android M」やIoT向けOSの「Brillo」の発表に期待がかかりますが、全く予想のつかない新サービスが発表される可能性も高く、2015年も目が離せない展開になりそうです。

Google I/O 2015
https://events.google.com/io2015/

Google I/O 2015 - Keynote - YouTube


イベント開始前の会場はこんな感じ。


サイトでも中継に向けてのカウントダウン


巨大なスクリーンが会場を覆っています。


そしていよいよスタート。


遠い宇宙から近づいてきているようです。


土星


そして地球へ


再び始まるカウントダウン……


車はどこへ向かう?


Googleマップ?


Here's you what you build next.


Google I/Oは世界中に中継されており、ネット中継を見ている人が2億人います。


メキシコシティ、ミュンヘン、ケニヤのニュジャからハロー。


Googleの製品には、それぞれ10億人以上のユーザーがいます。


まずは、Androidについて。Googleは世界中にいる多くの人々にAndroidを届けたいとのこと。


be together, not the same


前回のイベントではAndroid Wearや……


Android Auto……


Android TVを発表しました。


Chromecastの販売台数は1700万台を突破。


M Developer Preview


パチャイ氏に変わってデイブ・バーク氏が登場。


新モバイルOSの「Android M」のデベロッパープレビューが始まります。


最初はApp Permissions。


WhatsAppでメッセージの送信中。


「WhatsAppがデバイスのマイクにアクセスするのを許可しますか?」


Chromeカスタムタブ


AndroidのChromeのタブが進化。


Pinterestでカスタムタブのデモ。


アドレスバーにPinterestのアイコンが表示されます。


ロゴをタップするとPinterestで「いいね」をできたりします。


「サインイン」「パスワードの保存」「オートフィル」「マルチプロセスセキュリティ」が進化したとのこと。


Web開発者向けの話。


「App Link」の話はほどほどにモバイルペイメントの「Android Pay」の話へ。


Android Payはシンプル性、セキュリティ、チョイスに優れているとのこと。


Android PayのパートナーはマスターカードやVISAなどなど。


T-MobileやVerizonといったアメリカの携帯キャリアとも提携。


使えるショップはマクドナルドやナイキなど多岐に及びます。


Andoroid Mでは指紋認証をOSでサポート。


Android Payでも指紋認証が利用可能。


指紋認証でできるのは、デバイスのアンロック、Google Playでの支払い、APIなど。


指紋認証を使った買い物のデモ。


欲しいモノを選んで……


指紋をピタッ。


ショッピングが楽々に。


Android M最後の話はバッテリー。


Android Mでは電池持ちが2倍に伸びるとのこと。


「USB Type-C」にも対応。


充電時にはオプションが表示される模様。


「M」


テキストを選択した後のコピーやカットの表示が簡単に。


気に入ったコンテンツをダイレクトに友人とシェア。


音量調節はよりシンプルに行えるようになります。


これで「Android M」の話は終了。「M」が何を示すのかは謎のまま。


Android Wearの話へ


Android Wearが2014年に発表されてから、さまざまなデバイスが登場。


デバイスの登場と共にAndroid Wearもバージョンアップを重ねてきました。


Android MのテーマはGlanceable、Actionable 、Effortless。


「always on」「wrist gestures」「emoji recognizer」「launcher」という4つの話。


いかなるときでもAndroid Wearでさまざまなコンテンツにアクセス可能


買い物リストや……


アプリ。


Googleマップも腕時計の中で確認することが可能。


腕の動きによるジェスチャーもバージョンアップ。


スマートウォッチを上に向けて……


シュッと腕を振るだけで……


別の情報を表示できるというわけ。


Emoji recognizer


メッセージを受信して返信。


オプションで「手描き」を選択。


お絵かき中。


お絵かきを識別して絵文字を表示。


好きな絵文字を選んで送信できるというわけです。


ランチャーはボイスコントロールに対応。


Android Wearのアプリは4000以上も登場しました。


スマートウォッチに搭載されたセンサーを使うアプリも登場します。


Shazam


Android Wear搭載のスマートウォッチは、さまざまなデバイスと連携可能。今後も新しい使い方が登場しそうです。


次はIoTの話へ。


IoTは「ユーザーエクスペリエンス」「コミュニケーション」「OS」が重要。


ついにIoT向けのOS「Brillo」が発表されました。


Brilloを支えるのが「WEAVE」というシステム。


WEAVEはクラウド、スマートフォン、Brillo搭載デバイスを接続。


BrilloとWEAVEを使いスマートフォンから電気やエアコンをつけるなど、家電を操作可能。


まだまだ謎の多いBrilloは2015年第3四半期にデベロッパープレビューが登場予定。WEAVEは2015年第4四半期。


ディープラーニング


次はGoogle Nowの話へ。


Google Nowも他の製品と同様に進化しています。


ユーザーに有益な情報をちょうどいいタイミングで表示してくれます。


Google Nowチームのスタッフがトーク開始。


Google Nowで大事なのはコンテキスト、アンサー、アクションの3つ。


質問されても答えを探せない可能性があるので、コンテキストを理解するのは非常に重要。


アンサー、たとえば野球チームに興味があるならその日の試合結果からニュースまで。


Now on Tap


音楽を聴いてるときに「この歌手の本名は何だっけ」と聞いたらすぐに答えを音声で教えてくれる。


試しに「スクリレックスの本名は?」と尋ねると、間髪いれずに「サニー・ジョン・ムーア」という答えが返ってきました。


週末オススメの映画を尋ねたら「トゥモローランド」


ディナーの予定を夫とメッセージで相談中でも……


Google Nowからすぐにレストランの情報をゲットできます。


now on tapの例。行き先のレストランを選択し……


メニューをチェック。


メニューの中には名前だけで料理の内容を理解できないものがあります。


そこでGoogle Nowに「料理の写真を見せて」と話かけると……


該当する料理の写真を表示してくれます。


ニュースの検索も楽々。


次はアニル・サブハーウォル氏が登壇。


新しいサービスの「Google Photo」が発表されました。


スマートフォンの普及と共に写真を撮る人が爆発的に増加。


撮りまくった写真の保存や整理に困っているユーザーは多いはず。


会場でも写真をパシャリ。


写真を撮りまくり。


そこで登場するのが新しいサービスの「Google Photos」です。


Google Photosを使えば写真を月ごとに整理してくれます。


日付でも管理可能。


こちらは今日の写真。


撮影風景。


Google Photosは写真とムービーのホームになり、整理も簡単、友人とシェアするのも簡単。


16MP・1080Pの高画質な写真・ムービーでも、無料で容量無制限。新しいGoogle Photosは本日から利用可能。


Google PhotosのアプリはiOSにも登場。


こんなにきれいな画像でも保存しまくれるというわけ。


次は翻訳について。


画像からテキストを読み込んで翻訳。


海外旅行でもスマートフォンさえあれば心配無用。


12億台のスマートフォンが2016年までに販売される見込み。


Android Oneの話。


Android搭載端末のOEMブランドであるのがAndroid Oneで主に発展途上国で展開されています。


低価格のChromebook。


途上国では通信状況が良くないので、データ通信量をセーブ。


左が通常モードで、右側が最適化されたモノ。


通常モードでは画像などのコンテンツが表示されますが、最適化モードでは余分なコンテンツを省いています。


Android Oneでは通信量をセーブすることで、ロード時間が4倍高速に、使用データが80%に縮小し、メモリ使用量も80MBまで下げることができます。


Network Quality Estimator


オフラインでのサポートが充実。


YouTubeをオフラインで閲覧可能に。


Googleマップをオフラインでも閲覧できるようになるとのこと。


Googleマップ上で乗換の検索。


ナイジェリアとブラジルのデベロッパーが登場するムービーを上映。


Slim Shagaya氏はナイジェリアで最大のオンラインショッピングサイトを運営。


Kongaというショッピングサイトです。


こちらはブラジルのアプリ開発者のCarlos Pereira氏。


Pereira氏は身体に障害を持つ子どもとのコミュニケーションをサポートするアプリをリリース。


「Keep building」


というわけでここからは開発者向けの話。


「Android Studio」のバージョン1.3のプレビュー。


「Polymer 1.0」


開発者向けの話の後は、Google Play担当のEllie Powersさんが登場。


Google Playはよりパーソナルなストアに進化。


どういうことかと言うと検索機能が強化されました。


年齢でブラウズできたり……


フィルターで検索することも可能になります。


子どもを持つ親にとっても安心というわけ。


続いてはAndroidの開発者向け教育プログラム「Android Nanodegree」が発表されました。


アメリカのオンライン学習サービスの「UDACITY」で2015年秋からコースがスタートするとのことです。


次はVRについて。


Googleは、2014年に開催したGoogle I/Oで組立式ダンボールVRヘッドセットを発表しました。


組立式ダンボールVRヘッドセットの販売台数は100万台を突破。


Google I/O 2015では新しいダンボールVRヘッドセットが発表されました。新しいものはスクリーンが6インチまで拡大。


どんなスマートフォンでも動作できるように、ボタンのところに穴が空いています。


背面にはGoogle I/O 2015のロゴ。


VRヘッドセットのSDKはAndroidだけでなくiOS向けにも配布される予定です。


また、教育の現場でもVRヘッドセットを使用する計画が立てられています。生徒がVRヘッドセットを着用し、教師がVRヘッドセットに映し出すコンテンツを操作する感じ。


そしてVR向けのプラットフォームのJUMPが発表されました。


JUMPを利用してVR向けのコンテンツを作成し共有可能になります。


パチャイ氏が戻ってきて総括。セルフドライビングカーはプロトタイプ改良版の走行テストがマウンテンビューで開始。


気球でインターネットを供給する「Project Loon」もニュージーランドのVodafoneと手を組んでテストが行われているとのこと。


イベントが終わって、会場を後にする参加者たち。


これにてGoogle I/O 2015は終了です。イベント前に発表されていた予想と、実際に発表された内容を比べてみるのも面白そうです。


なお、基調講演の後に行われたその他の講演についても公開されているので、併せて見るとよさそうです。

Google I/O 2015 - Day 1 - Channel 1 - YouTube


Google I/O 2015 - Day 1 - Channel 2 - YouTube


Google I/O 2015 - Day 1 - Channel 3 - YouTube


Google I/O 2015 - The next generation mobile web - YouTube

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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