メモ

Appleの取得した特許が原因でGoProの株価が急落する事態


写真撮影後にピントを合わせる技術着脱式レンズなど、カメラに関するさまざまな特許を取得してきたAppleが、今度は遠隔操作で写真撮影を行うシステムの特許を取得しました。Appleが特許を取得したあおりを受けたのはアクションカムの開発・販売を手がけるGoProで、同社の株価が急落する事態が発生しています。

United States Patent: 8934045
http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO1&Sect2=HITOFF&d=PALL&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.htm&r=1&f=G&l=50&s1=8,934,045.PN.&OS=PN/8,934,045&RS=PN/8,934,045

GoPro 株価・株式情報 GPRO - Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=GPRO:US

GoPro Plunges After Apple Gains Remote Camera Patent - Bloomberg
http://bloomberg.com/news/2015-01-13/gopro-plunges-after-apple-gains-remote-camera-patent.html

Appleがアメリカ合衆国特許商標庁から特許を認められたのは遠隔操作でカメラを操作して写真・ムービーを撮影するシステムで、特許登録原簿の画像を見る限り時計型デバイスでカメラを遠隔操作する技術のようです。Bloombergは「Appleが取得したのは2015年にリリース予定のApple WatchでiPhoneのカメラを遠隔操作するのに使用する技術の特許ではないか」と予想。


Appleは遠隔操作の技術と併せて33もの特許を取得しており、その内容からCNNFortuneは「Appleがヘルメットや自転車に装着可能なカメラをリリースする可能性があり、また、そのカメラをスマートウォッチで遠隔操作するのではないか」と予想しています。

Appleの特許取得による影響を受けたのがアクションカムで知られているGoPro。GoProはAppleの特許取得後に株価を急速に落とし、2015年1月13日の終値が前日比マイナス12.170%となる49.87ドル(約5862円)まで下落しました。Dougherty & CompanyのアナリストであるCharlie Anderson氏は「GoProの株価が急落したのは、世界的大企業であるAppleが今回取得した特許でGoProの製品と似たようなデバイスを出すのではないか、と投資家が危惧したことにあります」と、GoProの株価が急落した原因を分析しました。


アクションカム市場はGoProの一強状態でしたが、ポラロイドソニーが参入を表明し新製品を販売しており、これに続いてAppleまでもがアクションカムを発売すれば、一人勝ちを収めていたGoProの座が脅かされる可能性は十分にありそうです。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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