デザイン

強いロゴを作るために必要不可欠な4つのルール

by arnoKath

無料でオリジナルデザインのロゴを作成してくれる便利なサービスもありますが、本当に効果的なロゴを作るなら細部までこだわり抜いた完全オリジナルデザインにしたいもの。ではロゴマークを1から作ったり改良する場合に何が重要になってくるのか、というと、そこには4つのルールがありました。

4 essential rules of effective logo design | Webdesigner Depot
http://www.webdesignerdepot.com/2013/03/4-essential-rules-of-effective-logo-design/

◆ロゴ作りを始める前に問いかけるべきこと


ロゴ作りを始める前に、自分が作った直近のロゴに関して14の質問に答えて下さい。

01:ロゴは傾いていないか
02:水平と垂直のいずれの方向にも余白があるか
03:白黒のロゴか
04:枠線がなく、白と黒の両方の背景の上で機能するか
05:文字以外の要素を5秒以内に書けるか
06:ロゴを作るためにフォントを購入したか
07:フォントは2種類以下か

08:2色以上をロゴに使っているか
09:1つのロゴにワードマーク(デザインされたテキスト部分)に加えてイラストが入っているか
10:明確なロゴか、他の会社と間違えられそうなロゴか
11:クリップアートは使われているか
12:写真や複雑なパターンが使われているか
13:ロゴがナナメに傾いているか
14:デフォルトでフォントのカーニングを行っているか

各質問で「はい」だった数を1ポイントとして「01」から「07」までのポイントの合計額から「08」~「14」までの合計額を引きます。もし最終的に出たポイントが0より大きければ今のところロゴの変更を考える必要はなく、1~4点ならばそのロゴは年間50億円以上の収益がある会社で使用していいというぐらいに良いもの。5ポイント以上なら言うことなしです。

0点以下の場合はロゴに改善の余地アリ。覚えておきたいのは、ロゴ作成に重要なことはブランドを理解すること、そしてブランドが会社や組織のビジュアル・アイデンティティとどのように違うのかを理解することです。

ブランドとは「製品の構成要素のうち、最も重要なものの1つで、その製品や企業に関するあらゆる印象や体験の蓄積」を指します。電話が保留になっている時にクライアントが聞く音楽もブランドであるし、駐車場の様子や、会社の正面ロビーなど、誰かが組織と関わる時に生まれるあらゆる相互作用のトータルがブランドなのです。

では今作ろうとしているロゴはブランドの中でどのような役割を果たすのでしょうか?

以下のロゴマークたちを比べてみます。左側が大手企業のロゴ、右側が小さな企業のロゴですが、大手企業のロゴはいずれもシンプルでベーシックな構成になっており、一方で小さな企業のロゴはフォントやデザインやカラーが複雑なものとなっています。


ウェブサイトや名刺、車、広告などあらゆる場面にロゴは登場しますが、全ての物語を語るのがロゴの仕事ではありません。ロゴの仕事はマーケティングを行うための明瞭な「制服」であること。そのために印象的かつ暗示的であることが必要ですが、決して全てを語るものではないのです。

ということで、ロゴを作るために必要なルール4つは以下から。

◆01:ブランドを理解する

by Rupert Ganzer

ロゴを決める前にブランドについて考えましょう。自分の顧客が誰で、顧客は企業から何を望んでいるか、企業は顧客から何を欲しがっているのか、など、難しい質問を自分やチームメンバーに対して行い、企業の果たすべき使命は何かを調査してください。

その際、正しい方法で質問を行うように注意。「緑と青のどちらが好き?」といった質問ではなく、「緑を使って専門的に見せるか、青を使って流行にのっているように見せるのか、私たちにとって重要なのはどちらだと思う?」と周囲の人に質問すると、正しい方向に進めます。またロゴのコンセプトを見せて人々に「好きかどうか」を問うのは論外です。ブランドを明確にすることができたら、完成したロゴはブランドを効果的に表現することができるでしょう。

◆02:単純化させる

by Lenore Edman

線や色・フォント・さまざまな要素を使えば使うほど、ロゴは野暮ったくなります。ブランドイメージとして野暮ったくてもいいというのであれば問題ありませんが、そうでない場合はルールに従うのがベター。ロゴというのは統一された1つの考えなので、ロゴだけで全てを語ろうとしてはいけません。

フォントはできる限り1種類で統一しましょう。キャッチコピーがロゴの中に入っている場合はフォントが2種類あってもOKですが、3種類のフォントは文字サイズがどうであっても間違いです。文字にグラデーションをかけるとアマチュアっぽく見えるので、勾配はかけずに単色でデザインを行ってください。

◆03:会社を10倍の規模にすることを狙う

by Truthout.org

今ロゴを作っている会社がもし100万ドル(約1億円)規模なら、ロゴはライバルである1000万ドル(約10億円)規模の会社と同等の力を持つか、それ以上であるべきです。

同じ規模で展開している会社のことは考えなくてもOK。自分が欲しい仕事のためにデザインを行い、10億円規模になった未来の会社のためにロゴを選んでください。

◆04:作ったロゴが嫌いな人もいるのが前提

by Eric Havir

新しいロゴが気に入らない人ももちろんいます。そのため、ロゴの変更といったブランドの大きな変更には「なぜロゴが変更されたのか」ということを知らせるための社内におけるPR活動を行うべき。そしてロゴが気に入らない人の声を聞いてください。5人が選んだロゴのカラーが残り19人のメンバーの気を悪くさせるよりは、献身的で頭のよい24人の意見で選ぶ方がよいのは明らかです。

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in デザイン, Posted by darkhorse_log

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