メモ

公開されたMS-DOSとWordのコードには数々のジョークやイタズラが隠されていた


2014年3月、Microsoftとコンピュータ歴史博物館初期のMS-DOSとWordのソースコードを公開しました。これは1980年代後半に実際に販売されていた製品の実物となっているのですが、ソフトウェア開発エンジニアのレオン・ザンドマンさんがコードの中身を確認したところ、そこには開発に携わった人たちが残したジョークやイタズラのコメントが残されていることが明らかになりました。

Leon Zandman (leonzandman)さんはTwitterを使っています
https://twitter.com/leonzandman

Farts and f-bombs: see the hidden jokes in Microsoft's early code | The Verge
http://www.theverge.com/2014/3/26/5549208/microsoft-early-code-contains-hidden-jokes

ビル・スピアという名前の男性とおぼしきスタッフが、「スピア」つながりで詩人ウィリアム・シェイクスピアをもじり「ビル(ウィリアム)・”シェイク”スピア」として残したコメント「以下のコメントは未来永劫に残る」との書き出しで始まる部分には、悲劇ハムレットに登場するセリフ「人間とは何という傑作か(What a piece of work is a man)」をもじったと思われるポエムが残されています。

「……われわれは神だからだ」との記載も。

多くのコードの中に隠されまくった「hack(ハック)」という単語

「なんてこった!!(what a heck!!)」と言うところに「hack」が隠されているのか、それとも「badfart(臭いおなら)」という用語に「なんというハック!!(what a hack!!)」と言っているのか、よくわからないコメントがあったりします。

ダイアログ表示の表現リストらしき部分には「何も知らないくそったれなユーザーはNovellのネットワーク製品を使ってやがる!」と他社製品を使うユーザーを侮辱する表現も。

「この野郎またジャンプの範囲外だ」といったニュアンスのコメントにはFワードが使われていたり……

「(プロセッサ内のレジスタは)開放されているので自由にヤッてOK」といった感じの場所でもFワードが使われています。

ダウンロードできる状態になっているいるMS-DOS 1.1と2.0Word 1.1aのファイルには合計で1200個以上のコードが含まれているので、探せばまだまだ同じようなイタズラは見つかりそうです。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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