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大成功した企業と創業者たちに見られる17つの特徴

By Bruno Cordioli

ベンチャーキャピタルのYコンビネータとパートナー関係にある起業家のサム・アルトマン氏は、数多くのスタートアップ企業と関わってきた個人的な経験から、「大成功した企業と創業者に見られる特徴」をリストアップしています。

Super successful companies - Sam Altman
http://blog.samaltman.com/super-successful-companies


◆01:製品の品質と経験の向上で頭がいっぱい

大半が「取憑かれている」と言っても良いほど、一見すると重要に見えないような「詳細」に時間を費やします。多くの大成功した企業の創業者たちは、製品やユーザーに対して修正すべき点をまるで物理的な痛みとして感じているかのように反応するため、しばしば創業者たちはユーザーに対して直接カスタマーサポートのような行動をとります。そういった企業は、初期のスタートアップ段階でもくだらない製品をリリースすることはないとのこと。


◆02:会社が才能の宝庫

創業者たちは最高の人材を集める努力を怠らず、チームに絶大の自信を持っています。誰もが最高の人材を獲得したいものですが、大成功した企業の創業者たちは決して妥協することはありません。従業員を集めること自体に喜びを感じることはなく、雇用までたっぷり時間をかけることができます。そして、もし雇用に失敗しても早急に修復する手腕を持ち合わせています。

◆03:少ない言葉で明確に企業の構想を説明できる

大成功した企業のトップは他の誰かが失敗した市場でも、明確に今後の展望を説明でき、優れた洞察力を持ち合わせています。対照的に「長々と複雑な説明を行う企業から、成功を収めたという話は聞いたことがない」とアルトマン氏は言います。

By DFID - UK Department for International Development

◆04:初期の段階から収益を上げる

大半の企業が第1のユーザーをすぐに見つけるため、収益も初期の段階から上がり始めます。

◆05:タフで冷静

大成功した会社の創業者は総じてタフかつ冷静で、1日に並行して複数の処理を行っても連続的思考が失われることはありません。

◆06:出費を低く保つ

成功を収める企業では人材の雇用に時間がかかるため、スタートアップの開始は人材がそろわず非常に質素なことが多いですが、収入が増えた後も出費が急激に上がることは少ないとのこと。アルトマン氏は「デカイことをやってやる!」と息を巻く企業ほど失敗するのを多く見てきました。

By jaci Lopes dos Santos

◆07:少数の熱狂的なユーザーを作る

初めてこの特徴に気付いた人物は、Gmailの開発者として知られるPaul Buchheit氏とのこと。成功するスタートアップはどんな業種でも中心核となる少数の熱狂的なファンから大多数へとつながっていきます。大多数から動かそうとするのはアルトマン氏の経験的にも秀逸ではないとのこと。

◆08:着実に成長する

成功する企業は一般的に巨大なパートナーシップ契約や大規模なスタートアップPRといった戦略を好みません。それらを好む普通の創業者が派手な事業スタートPRを行って失敗しているのが証拠。

◆09:成長に努力を注ぎ込む

成功する創業者たちは常にユーザーと成長指数を把握し、部下の質問には躊躇なく返答できます。常に週間・月間・年間目標を持ち、どのように成長していくかを意識して行動しているからです。

By Martin LaBar

◆10:成長努力と思い描く未来への戦略との間でうまくバランスをとる

優れた企業は、複数の明確な計画としっかりした意見を持っていますが、計画の「構築」よりも「実行」の瞬間に集中するため、計画や戦略に引きずられることはありません。また、創業者たちはプロジェクトの規模を「最適化」する能力を持ち合わせているため、正しくプロジェクトを成功させることができるようです。

◆11:行うことの大きさを測らない

Yコンビネータの設立者の1人であるポール・グレアム氏がそのもので、器の大きさを意味します。

◆12:柔軟な姿勢を持っている

二流の創業者は好まない仕事をさせるために人を雇いますが、偉大な創業者たちは会社にとって最も有益なことなら人の嫌がることでも真っ先に行う柔軟な姿勢を持っていると、アルトマン氏は考えています。

◆13:優先順位をつけるのがうまい

毎日の処理可能なTo-Doリストが100個あるとすれば、別の仕事を渡されると処理が後回しになる人は多いもの。優れた創業者たちはそんな大量の処理リストから常に最優先事項を3つほど選出し、遂行するまでは他のものには目もくれません。

By Ali Nassiri

◆14:創業者がいい人

全てに当てはまるわけではないものの、優秀な創業者は総じてタフで、競争心が強く、ある時には冷酷でもありますが、平均より「いい人」が多いとのこと。

◆15:うわべだけのスタートアップにのぼせない

「社長やCEOであること」に喜びを覚えることはなく、「弁護士やコンサルタントとの会議」や「ネットワーキングイベント」などに長時間を割くことはありません。それは成功する創業者たちにとって取るに足らないことに見えており、物事の外観ではなく本質を見ているからです。

◆16:物事を済ませる才能

最高の創業者は小さく働いて大きな成果を挙げます。話しかける度に小さな仕事を済ませており、大きなプロジェクトの時でも並行して小さな仕事を片付けている才能を持っている人が多いようです。

◆17:決断・行動が早い

「全てに関する決断」から「Eメールの返信」までとにかく素早いのが、優れた創業者と二流の創業者の相違点であるとアルトマン氏は話しています。

By Trevor Coultart

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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