暖炉で燃える火をひたすら放送し大好評を得た番組をアメリカがパロディー化するとこうなる

ノルウェーの公共放送局NRKが放送している「スローテレビ」という番組は、自然の景色や電車からの風景などを何時間にも渡りひたすら放送し続けるという少し変わった内容にも関わらず、ノルウェーで記録的な視聴率を残すほど大人気です。NRKが「燃え続ける暖炉」を12時間放送したところ、視聴率が20%を超えたこともあります。その人気はアメリカにも飛び火し、映像ストリーミング配信会社「ネットフリックス」が燃え続ける暖炉の映像を撮影した「Fireplace For Your Home」を毎年配信するなど、アメリカではクリスマスの定番になりつつあるそうです。2013年、ネットフリックスは例年にも増して暖炉の映像配信に力を入れているようで、そのドキュメンタリーや壮大な予告編まで作成しています。
Fireplace For Your Homeの公式予告編は下記から確認できます。
Fireplace For Your Home - Official Trailer - YouTube
Fireplace For Your Homeの予告編は、アメリカ映画協会の規定を説明する、映画の予告編ではおなじみの画面からスタート。

壮大な音楽とともに映し出される、まきの映像。

Netflixユーザーの評価は5つ星中3.8を獲得し、なかなかの高評価を得ています。

ゆっくりとまきに火をつける男性。

「次のまきに火が燃え広がったときには、涙が出てしまった」

「まきは運命の出会いを果たすでしょう」

「Fireplace For Your Homeは、あなたの自宅の暖炉そのものです」

「Fireplace For Your Homeは、あなたの心も温めてくれます」

そして最後にドラマチックなフォントで「Fireplace For Your Home」と表示されました。

一方、「Fireplace For Your Home」の舞台裏を撮影したドキュメンタリーも公開されており、下記から確認可能です。
Fireplace For Your Home - Behind The Scenes - YouTube
こちらはFireplace For Your Homeの監督。

監督は、まき選びに真剣です。

2本のまきをぶつけて、音を確認する監督。

「そのまきに細工すればいいじゃないか」というスタッフの発言に怒った監督は……

「自然のままのまきを使いたいんだ!」とまきを放り投げてしまいました。

「これもダメだ、こっちもダメだ」と、まきを選ぶ監督の姿からは、Fireplace for your homeにかける情熱が感じられます。

まきの上に乗って、最適なまきを探す監督。

監督は、まきをたたいて何度も音を確かめます。

暖炉のセッティングにもかなりの力の入れよう。

スタッフのまきの並べ方が気にくわなかったため、監督自ら暖炉の中に入って、まきを並べます。

監督が1つのまきを手にした瞬間、監督の動きが止まりました。

手にしたまきのかけらを燃やしてみて、燃え具合を確認。

音の確認も忘れません。

火が消えた後の匂いをかいで……

「エクセレント!」と声をあげる監督。最高のまきに出会えたようです。

また、燃え続けるまきの映像をパロディ化したムービーもYouTubeに多く投稿されています。AsapSCIENCEは、1時間にわたって燃え続けるまきのアニメーションを、科学的に表現したムービーを公開しており、以下から確認できます。
The YouTube Science Fireplace - YouTube
「(C6H10O5)n」と書かれたまきに、マッチで火がつけられます。

すると、まきから「C6H6」や「CH4」という化学物質が発生し、O2が集まってきました。

まきに火が完全につくとこんな感じ。この映像が1時間続きます。

暖炉の前でくつろぐ猫をひたすら撮影したムービーもYouTubeで人気があり、記事執筆時点で再生回数が100万回を突破しています。
Lil BUB's Magical Yule LOG Video - YouTube
暖かい暖炉のうえで眠りに落ちそうな1匹の子猫。

子猫は、数秒で眠ってしまいました。

子猫は時折何かの気配を感じとって目を覚ましますが、すぐに眠ってしまいます。

過去には、ケンブリッジ大学のコンピュータ研究室にあるコーヒーメーカーのコーヒーの残量画像をひたすら配信した「世界一有名なコーヒーポット」が流行したこともあり、昔からスローテレビジャンルの映像は需要があったようです。なお、日本でもスローテレビと同ジャンルの番組がBS12ch「TwellV」の「リラックス・タイム」というチャンネルで放送されており、無料で視聴することができます。
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in 生き物, 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article It becomes like this when America makes ….