物価の安さを実感できるペルー、ボリビアのいろいろなモノの値段

「200円で定食が出てきて、500円で安宿に泊まれる」なんて、日本では考えられませんでした。でも海外に出ると、モノの値段は変わります。全世界で見かけるコカ・コーラなどは最も分かりやすい例で、日本の自販機やコンビニでは500mlのペットボトルが150円ぐらいで売られていますが、ペルーなら半分の値段で手に入りました。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也＠チャリダーマンです。「あの国は物価が安い」と言われても値段が分からないと、実感が湧きません。海外に出たことのない方であればなおさらでしょう。なので、今回は合計で約4ヶ月滞在したペルー、ボリビアのモノ値段をまとめてみました。物価の安い国の感覚をお伝え出来たらと思います。ペルーは1ソル(約37円)、ボリビアは1ボリビアーノ(約15円)という計算です。

◆ペルーでの値段
ヨーグルト飲料が1ソル≒37円

露店のヨーグルト飲料は0.5ソル≒19円

2段重ねのアイスクリーム、1.5ソル≒56円。ペルーには1ソルで1段のアイスがどこにでもありました。

マクドナルドのソフトクリーム、1.5ソル≒56円。日本のマクドナルドと同じような味。

コカ・コーラ500ml、2ソル≒74円。

瓶のコカ・コーラ236ml、0.6ソル≒22円。

エナジードリンク450ml、4ソル≒148円。

水600ml、1ソル≒37円。

フルーツジュース1l、2.8ソル≒103円。

インスタント麺1袋、1ソル≒37円。日本の「味の素」はペルーでも事業を展開しています。

クロレッツ12粒、1ソル≒37円。

メントス、1ソル≒37円。日本でも販売されているクロレッツとメントスはアメリカの食品大手「モンデリーズ・インターナショナルグループ」のブランドの1つ。

チョコレーズン38g、1ソル≒37円。

食堂でロモ・サルタード、7ソル≒259円。ロモ・サルタードは牛肉、タマネギ、トマトなどを炒めたペルーを代表する肉料理。

食堂でパスタ、5ソル≒185円。

トイレットペーパー2ロール、1,3ソル≒48円。旅ではどの国でも1ロール25円を目安にしています。

ペルー産の石けん、2.1ソル≒77円。

歯磨き2本組、4.8ソル≒178円。

デジカメ写真の現像1枚、1ソル≒37円。30分くらいで現像してくれます。

ポストカード1枚、0.8ソル≒30円。

PVC素材の広告を2枚印刷、10ソル≒370円。業務用の巨大なプリンタが置いてありました。

ペルー全土の道路地図、18ソル≒665円。日本と同じくらい精度のしっかりとした良い地図です。

万能ボンド、4.5ソル≒166円。

ダクトテープ、5.8ソル≒214円。

トイレ・シャワー共同の最低レベルの安宿1泊、13ソル≒481円。ペルーでは10ソルから安宿がみつかります。

トイレ・シャワー、Wi-Fi付きの安宿1泊、25ソル≒925円。30ソル前後だとこのレベルが目安でした。

ナスカの地上絵を観覧するためのセスナ、250ソル≒9250円。

マチュピチュの入場料(外国人料金)、128ソル≒4736円。

首都リマ中心から15分ほど郊外のバス路線片道、1ソル≒37円。

平日夕方の映画チケット、6ソル≒222円。「ドラゴンボールZ 神と神」をペルーで見てきました。全編スペイン語になるわけですが「スーパーサイヤ人」「カカロット」「かめはめ波」は日本語で、ベジータだけは「べゲータ」と呼ばれています。

歯医者での虫歯の治療、350ソル≒12950円。首都リマ滞在中に、何回か通って神経を抜いてもらいました。

UFOキャッチャー、0.5ソル≒19円。

サウナ、13ソル≒481円。

台湾製のブレーキシュー1ペア、5ソル≒185円。

ランドリー屋の洗濯1kg、3ソル≒111円。

メガネ拭き3枚、1ソル≒37円。

消毒用アルコール、1ソル≒37円。

防寒用のグローブ、15ソル≒555円。バイク屋で手に入れた中国製の手袋。

◆ボリビアでの値段
袋の水500ml、0.5ボリビアーノ≒8円。ペルーより物価が安いはずなのにペットボトルの水が高かったのは、ボリビアにはこうした袋の水があるからでした。

レモン水500ml、0.5ボリビアーノ≒8円。袋の水に味がついています。

ボリビア企業の炭酸飲料750ml、4.5ボリビアーノ≒67.5円。まさかのパパイヤ味。

瓶ビール330ml、11.5ボリビアーノ≒172円。

ミニスナック、それぞれ1ボリビアーノ≒15円。

パスタ400g、6.5ボリビアーノ≒97円。マヨネーズ175g、5ボリビアーノ≒75円。

アルゼンチン産のコンビーフ缶詰332g、15ボリビアーノ≒225円。モロッコ産のサーディン缶詰125g、9ボリビアーノ≒135円。サーディン缶詰 6ボリビアーノ≒90円。これらは宝石の道を突破するために買い出しをしたときのもの。

食堂の鶏肉セット、12ボリビアーノ≒180円。ボリビア人の愛するファストフードはフライドチキンです。

食堂の牛肉ランチセット、15ボリビアーノ≒225円。

プリペイドSIMカード、5ボリビアーノ≒75円。リチャージカード、20ボリビアーノ≒300円。スイス資本TIGOのプリペイドSIMでインターネットをしていました。2ボリビアーノで55MBを翌朝6時まで(Hasta las 06:00 am del di'a posterior de la compra)というプランが便利。

新聞、4ボリビアーノ≒60円。町中のキオスクで売られていました。

道路地図、25ボリビアーノ≒375円。

ボリビアの最低レベルの安宿、25ボリビアーノ≒375円。もちろんトイレ・シャワーは共同。

トイレ・シャワー共同でWi-Fiと朝食付きの安宿1泊、65ボリビアーノ≒975円。

ラパス市内～郊外エル・アルトまでの市内バス、2ボリビアーノ≒30円。

ラパスからオルロまでの長距離バス、15ソル≒150円。約230kmの移動でもこれだけ。

文化会館みたいな施設の入場料、3ソル≒45円。暗くなってから大型望遠鏡で月を見ました。

おばちゃんプロレスの入場チケット(外国人料金)、50ボリビアーノ≒750円。

散髪、12ボリビアーノ≒180円。物価の安い国では200円くらいが目安になっています。

サンダル、25ボリビアーノ≒375円。グアテマラで購入したサンダルがすり減っていたので新調しました。

ジャージのズボン、30ボリビアーノ≒450円。

手提げバッグ、2.5ボリビアーノ≒37円。

イヤホン、5ボリビアーノ≒75円。よく断線するので、何個か常に持っています。

プラスティックボトル、10ボリビアーノ≒150円。

電熱コイル、20ボリビアーノ≒300円。これがあると電源のある宿ではお湯を沸かすことができます。スペイン語で「calientedor de agua」と呼ばれていました。

ソニーのスマートフォン「Xperia sola」、1370ボリビアーノ≒2万550円。ケニアでIDEOSを購入して以来ずっと愛用していたのですが、パワー不足が否めなかったので新調しました。CPUがデュアルコア1GHz、メモリが512MBとなっています。

◆まとめ
振り返ると食費、宿泊費、交通費、消耗品は「物価が安い」ということを実感しました。ただ、万能ボンドやダクトテープは、日本の100円ショップと比較すると割高。メイド・イン・チャイナを日本クオリティに仕上げる100円ショップは、世界でもトップレベルの値段と質を誇っています。それだけ日本国内メーカーは厳しい戦いを強いられているともいえますが……。

旅を続けていると、途上国の発展に先進国が飲み込まれつつあると感じます。かつて10万円を越えていたノートパソコンや一眼レフも、随分と値段が下がりました。日本でも衣料品は質を選ばなければ、しまむらやGUなどでペルーやボリビアと同じ価格で買えるでしょうし。

現在はチリに入ってるのですが、物価は上がったものの長い海岸線もあって海産物は安くなっています。お隣のアルゼンチンはお肉が安いそうです。国ごとに違うモノの価格には、いつもいろいろと考えさせられます。

(文・写真：周藤卓也＠チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak)