まか不思議なデジアナモデリングで細部まで作り込まれた美少女フィギュア「黒蜜ねね」

「もっと先へ、ずっと先へ……」といった気概で才能のある逸材の発掘を目的としたワンダーショウケースで、#67に選ばれた造形家のIGの作品は、クオリティの高い美少女フィギュアでありイベントの存在意義を高めるような造形作品になっています。

作品名は「黒蜜ねね」。1/10スケールのレジンキャストキットで全高は150mm。イラストレーターのポコによる創作イラストを元にしたフィギュア。

正面から。和服の美少女が紫色のお化けのような物体に腰掛けながら団子を食べている構図です。

長い髪の毛や和服の装飾に至るまでにきめ細かく製作されています。

本人いわく「フィギュア造形のすべてをワイヤーフレームで考えるんです。たとえば頭部で言うと、頭部を横切りCTスキャン風に、口と鼻と額の断面形をエポキシパテで厚さ1mm以下のプレートとして作るんですね。で、次は頭部を縦切りCTスキャン風に、真横から見た断面形をやはり厚さ1mm以下のプレートで作る。そしてそれらをプラ板細工のように切って貼り合わせて、そのスキマをエポキシパテで埋めていくんです。そうすれば、フィギュアの頭部ができあがるじゃないですか。」とのこと。

横から。

後ろから。なぜか紫色のお化けからも尻尾が生えているようです。

有名なアニメのキャラクターという訳ではありませんが、店頭に並ぶものと遜色のないレベル。

アップ。小さな花飾りも作り込まれています。

紫色のお化けは無表情に見えますが、美少女に腰掛けられて幸せな気分なのでしょうか。

どの角度から見てもバランスよく製作されています。なお、ワンフェス中の特別価格8800円(税込)、一般小売価格は1万800円(税込)となっています。