2本腕を持ったロボのようなド迫力の超重機「アスタコNEO」ペーパークラフトを作ってみました
油圧ショベルといえば大きなアーム部分が印象的で、アーム部分の操作テクニックを披露しているムービーや主人公の腕がショベルなマンガがあるくらいに、一部の人たちからは愛されています。そんな油圧ショベルにアームを1本追加することで、2本腕になった油圧ショベルが「アスタコNEO」です。このアスタコNEOの魅力を紹介した「超重機アスタコNEO ~1/22スケール超精密ペーパークラフト「アスタコNEO」付き~」という本が出版されており、これをゲットしたのでペーパークラフトを作りながらアスタコNEOの魅力を探ってみました。
マイナビ ブックス - 超重機アスタコNEO ~1/22スケール超精密ペーパークラフト「アスタコNEO」付き~
http://book.mycom.co.jp/book/978-4-8399-4722-4/978-4-8399-4722-4.shtml
実際に作ったペーパークラフト「アスタコNEO」はこんな感じで、2本腕がかなり目を引く油圧ショベルです。
◆フォトレビュー
これが「超重機アスタコNEO ~1/22スケール超精密ペーパークラフト「アスタコNEO」付き~」で、中には実物のアスタコNEOをあらゆる角度から移した写真や、アスタコNEOの開発者インタビューなどが載っています。
表紙をめくると中にはペーパークラフトのキットが入っているので、取り出して早速開封してみます。
ペーパークラフトのパーツを並べるとこんな感じで、パーツはかなりの量がありそう。
パーツのシートは全部で12枚あり、シートの大きさはこんな感じで大体B5用紙と同じくらい。
ペーパークラフト作成に必要な物は、木工用ボンド・つまようじ・カッター・両面テープの4つ。
◆本体作成
このシートからパーツを取り出して……
必要なパーツを準備します。
それぞれのパーツを対応する箇所に……
接着。
星マークが描かれた部分は接着する必要が無く、折り込めば自然とパーツ同士がくっついてくれる仕組み。
こんな感じで、説明書に書かれている通りにパーツを組み上げていきます。
クローラーを作成して……
2つのクローラーをつなげるための接続部分を作成。
パーツを接着すればクローラーが完成。
紙のパーツは折り目が付いているのですが、その通りに折っていてもパーツ同士をはめ込む際などには形がゆがんだりしてしまう場合がありますがこれはどうしようもなさそう。
操縦席は、アーム操作用レバーやフットペダルが再現されています。
操縦席のフレームを付けて……
前面部分も取り付け。
これで操縦席周りも完成。
本体後部は丸みを帯びたデザインになっており、大きな「HITACHI」の文字もあります。
細かいパーツを付ければあっというまに完成。
本体右側パーツも作ったので……
ここまでに作成したパーツと組み合わせれば……
こんな感じに本体上部が完成です。
この裏面にはクローラー部分と本体上部をつなげるためのパーツをくっつけます。
アーム部分を本体に取り付けると重心がかなり前目になってしまうので、単三電池2本を重りとして本体後部パーツの中に取り付けます。
重りを入れたらいよいよ本体とクローラー部分をドッキング。
あっというまに本体が完成してしまいました。「意外と早く終わるかも」とここで思わされますが……
◆主腕作成
これは主腕のアタッチメント部分で、このパーツからも分かるようにアーム部分にはかなり小さなパーツもあり、それらを作成するうちに手がボンドでベタベタになってしまうのでこまめに手のボンドを落とす必要ありです。
アーム部分を作成して……
アタッチメントを接着、一気に油圧ショベルらしくなってきました。
さらに他のアームパーツを作成中……
ふとパーツシートを見てみると、本体が完成しているはずなのにまだまだパーツがたくさん残っている模様。このあたりから細かいパーツとそれらをボンドで接着する作業が延々と続くので一気にパーツの出来上がる速度が落ちます。
アーム部分は完成すれば実際に動かすことも可能。
うまく稼働できるようにつまようじをカットして使用したり。
細かいパーツを付け足していく地道な作業が続きます。
こうしてやっとこさ完成させたパーツ同士を……
つなげます。
これで主腕部分が完成。油圧シリンダ部分も見事に再現されており、ここが伸びたり縮んだりすることでアームを動かすことが可能になるようです。
そしてこれは本体と主腕をつなげるためのパーツ。
こうなって……
本体の真ん中に配置します。
これに主腕を……
装着!
するとこんな感じになり、主腕のみでも普通の油圧ショベルが出来上がっています。ここまで完成するのにかなりの時間を必要とするので、心の中では「もういい……もう休め……」という声が。
ま、まだこんなにパーツが……!?
なんとか使い切ったシートを見ることで心を落ち着かせて副腕作成に取りかかります。
◆副腕作成
各パーツの裏側はこんな風になっていて、白地になっている部分は全て何かしらのパーツと接着する必要あり。
細かいパーツを作って……
つなげていきます。
副腕も形になってきました。
アーム部分を組み立てて……
細かいパーツを追加。
アームの前部と後部を……
つなげます。
アームの根元部分はこんな感じ。
これとアーム部分をつなげるとこんな感じになります。
これが副腕と本体をつなげるパーツで……
ここれを副腕根元に……
接続。
またまたつまようじが登場、これにより副腕が左右に稼働できるようになります。
つまようじは指定の長さでカットして、カバーになるパーツをかぶせればOK。
これで副腕も完成、これを本体につければ……
アスタコNEOが完成、左右に広がった2本腕がかなり印象的。
パーツシートも完全に使い切りました。
◆ペーパークラフト「アスタコNEO」のフォトレビュー
完成したアスタコNEOを前から見るとこんな感じ。
左側面から見ると、副腕が主腕よりも一回り程小さいことが分かります。
アスタコNEOの後ろ姿はなんだかかわいらしげ。
右側面はこんな感じ。
アーム部分は……
細かいパーツを作りまくったおかげでこんなに大きく動かすことが可能。実物のアスタコNEOでもこの2本の腕を駆使して「掴みながら切る」「長いものを折り曲げる」「軟らかく壊れやすいものを把持する」などの2本腕特有の動作が可能になるようです。
あまりの完成度の高さにうっとりと見とれていると、アスタコNEOが急に動き出し……
作成に使用したボンドや……
両面テープ、ゴミなどを後片付け。
というのは冗談ですが、こうやって遊べるくらいにアームやアタッチメント部分を自由に動かすことができ、とてもペーパークラフトとは思えないものになっています。ただし、これだけ動かせるだけあって作成にはかなりの時間を要するので、「作ってみたい!」という方はたっぷりの時間と途中で投げ出さない覚悟を持って挑戦してみてください。ちなみに、実作業時間として13時間半もかかりました。
なお、この「超重機アスタコNEO ~1/22スケール超精密ペーパークラフト「アスタコNEO」付き~」は税込1460円でAmazonから購入可能です。
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