Nokiaがとうとう地元フィンランドでもSamsungにシェアのトップを明け渡す
By Rainer Stropek
世界最大手の座をSamsungに明け渡したNokiaが、ホームグラウンドのフィンランドでもシェアトップの座を奪われることになりました。Windows 8端末を販売するなどの巻き返しを図っていましたが、Samsungの勢いにはかなわなかったようです。
Nokian Suomi-linnake murtuu – Samsung meni ohi
http://www.digitoday.fi/mobiili/2013/05/28/nokian-suomi-linnake-murtuu--samsung-meni-ohi/20137468/66
Samsung unseats Nokia in home market of Finland, says IDC | The Verge
http://www.theverge.com/2013/5/29/4374904/samsung-overtakes-nokia-in-finland-idc-wsj
IDCによるとフィンランドでのシェアについて、Nokiaが33.6%なのに対してSamsungが36.1%となって国内トップになったとのことで、第1四半期の販売台数ではNokiaの19万6000台に対してSaumsungは21万1000台という結果になりました。
By Kevin Hughes
Nokiaは地元フィンランドで2010年にシェア65%、昨年には48%を獲得し、数字を減らしさえしているものの、昨年28%であったSamsungに対しては大きく水をあけていて、地元勢の強さを見せていました。
By Leung Ching Yau Alex
販売した携帯端末の80%がスマートフォンのSamsungに対して、NokiaではローエンドのフィーチャーフォンであるAshaシリーズを販売してスマートフォンに対抗していましたが、スマートフォンとの明確な差別化はできなかったとのこと。NokiaのWindowsPhone搭載スマートフォンLumiaシリーズは好調な売り上げを見せていましたが、アメリカのマーケットでは苦戦を強いられたという結果に。
By John Karakatsanis
Samsungはフィンランド市場でも攻勢の手を緩めるつもりはなさそうで、Nokiaのホームタウンであるエスポーに新しい研究施設を設置することが決まっています。昨年に世界最大手の座を明け渡し、地元フィンランドでもトップをSamsungに譲る形になったNokiaにはまだまだ向かい風が吹いているようです。
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