Nokiaの影響力がどれぐらい大きいかをWindows Phone 7の普及率で見てみる
By John.Karakatsanis
日本の携帯電話市場からは撤退してしまったNokia(ノキア)ですが、いまだに世界の市場では世界第2位のシェアを誇っています。その影響力の大きさがどれほどのものなのか、Windows Phoneの普及率で確かめたグラフがあります。
The Nokia effect - Finland is Windows Phone’s strongest market by far
携帯電話市場全体の中でのWindows Phoneのシェアは決して大きなものではなく、携帯電話のトラフィックのうちの0.53%を占める程度。しかし、StatCounterが2012年5月に調査したところ、ノキアのお膝元であるフィンランドでは7.59%ものシェアを獲得していたそうです。これは2位をトリプルスコアで突き放すほどの値です。
ちなみに2位以降の順位は以下のような感じ。
第2位:アイスランド 2.30%
第3位:マルティニーク(カリブ海にあるフランスの海外県) 2.13%
第4位:フェロー諸島(北大西洋にあるデンマークの自治領) 2.01%
第5位:オーストリア 1.76%
第6位:ドイツ 1.67%
第7位:イタリア 1.63%
第8位:ベルギー 1.46%
第9位:デンマーク 1.42%
第10位:スペイン 1.41%
海外県や自治領もカウントに入っているように、これらの数字はトラフィックに基づいたものであって、市場のシェアとはまた別の数字。IDCによると、2012年第1四半期の市場占有率でみるとWindows Phoneは2.2%のシェアがあるそうです。
ちなみに、NTTドコモがWindows Phoneを2012年冬の新機種ラインナップとして検討しているとのことなので、日本でのシェアもちょっとだけ伸びてくるかもしれません。
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