「技術革新にただ乗りしている」として、NOKIAがiPhoneを販売するAppleを特許侵害で提訴
世界最大手の携帯電話メーカーとして有名なNOKIAがAppleを提訴したことが明らかになりました。訴えの対象となるのは2007年に発売された初代モデルから7月に発売された「iPhone 3GS」を含むすべてのiPhoneで、NOKIAの持つ特許を侵害しているとのこと。
また、NOKIAは声明の中でAppleの特許侵害は「NOKIAの技術革新にただ乗りを試みるものである」と述べています。
詳細は以下から。
Nokia sues Apple in Delaware District Court for infringement of Nokia GSM, UMTS and WLAN patents
このリリースによると、NOKIAはアメリカ時間の10月22日にデラウェア州の連邦地方裁判所に対して、Appleの携帯電話「iPhone」がNOKIAの特許を侵害しているとして、Appleを告訴したそうです。
Appleが侵害しているとされる特許はヨーロッパで採用されている第2世代携帯電話規格「GSM」や第3世代携帯電話規格「UMTS」および無線LANの標準規格と互換性を持つデバイスを作るための基本技術に関するもので、2007年に発売された初代iPhoneを含む、すべてのiPhoneが特許を侵害しているとのこと。
なお、NOKIAは自社が保持している1万件以上の特許について、過去20年間に400億ユーロ(約5.5兆円)以上を費やした研究開発の結果として取得したものであるとしており、Appleの特許侵害は「NOKIAの技術革新にただ乗りを試みるものである」と強く非難しています。
ちなみに今回訴えの対象となったものを含めて、NOKIAが保持している特許については約40におよぶモバイル機器メーカーとライセンス契約が交わされているそうです。
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in モバイル, Posted by darkhorse_log
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