BlackBerry Z10を完全分解、ばらばらにしてみるとこんな感じ
2013年1月31日から発売が開始された4.2インチ、1280×768、356PPIのタッチスクリーンを搭載した「BlackBerry Z10」を、iPhone 5やGoPro Hero3など、数々の機器を分解してきたiFixitが分解、Z10の秘密に迫っています。
BlackBerry Z10 Teardown - iFixit
http://www.ifixit.com/Teardown/BlackBerry+Z10+Teardown/13445/
これがBlackBerry Z10。
側面にはmicro USBポートと、micro HDMIポートがあります。
イヤホンジャックは本体上部の電源ボタンの隣にある、iPhoneと同じ配置。
背面のカバーをはずすとこんな感じ。背面カバーにはSamsung Nexus Sに使われていたものと似たNFCアンテナが取り付けられています。
バッテリーを取り外します。使用されているバッテリーは3.8V、1800mAhのリチウムイオンバッテリーで、1度の充電で10時間の通話が可能。待機可能時間は13日です。なお、Nexus 4は3.8V、2100mAhのバッテリーを使っており、こちらも10時間の通話が可能、iPhone 5は3.8V、1440 mAhのバッテリーで8時間の通話ができます。
ドライバーを使ってミッドフレームをはずしていきます。
目に付いたネジは全て外したにも関わらずフレームがはずれない……と思っていると、小さなシールの下にネジが隠れていたとのこと。ユーザーによる分解を防ぐためのBlackBerryの工夫のようです。
ミッドフレームを外して現れたのはマザーボード。マザーボードの固定には接着テープや接着剤は一切使われていませんでした。
マザーボードの端には背面カメラがくっついています。
こちらが800万画素のZ10のカメラ。
マザーボードを取り出すとこんな感じ。裏面にはSamsungのNAND型フラッシュメモリやAvago Technologiesのパワーアンプの姿を確認できます。
表面にはSamsungのメモリモジュールやQualcommのベースバンド/アプリケーションプロセッサ、パワーマネージメントIC、TriQuintの無線LANモジュールなど。
続いてドライバーを使って液晶ディスプレイとマザーボードを分離していきます。
ディスプレイのすぐ後ろは鏡面になっていました。
そしてこちらが取り外した液晶ディスプレイ。非常に薄く、ゴリラガラスでなく新しい硬化ガラスを採用。iFixitによれば左端から伸びている3本のケーブルはLCD、デジタイザ、バックライトのもの。
そして最後にカバーの上部に取り残されているパーツを取り外します。
イヤホンジャックや電源ボタン、ライトセンサー、スピーカーなどのパーツが集まっています。
ということで分解終了。バッテリーは道具を使用しなくとも交換可能で、特殊なドライバーの使用などはなし。ネジが隠されているなど、マザーボードやディスプレイを取り外すのには少し手間取ったそうですが、接着テープが使用されていないため作業自体は容易に行えたとのことでした。分解の難しさは、数字が大きいほど分解修理がカンタンだという10段階評価のうち「8」とのことです。
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