任天堂のファミコンやロムカセットを分解してみた写真が公開される
1983年7月15日に任天堂が発売し、世界で6000万台以上を売り上げた任天堂の「ファミリーコンピューター(通称:ファミコン)」や、ゲームが収録されたロムカセットを分解してみた写真が公開されました。
若い世代の中には実物を見たことがないという人もいそうなファミコンですが、分解してみるとなかなかシンプルな作りになっていることに驚かされます。
詳細は以下から。
Nintendo Family Computer (Famicom) Teardown - iFixit
これがファミコン本体です。
背面。左右からコントローラーと接続するケーブルが伸びており、左からACアダプタ端子、テレビとゲームを切り替えるスイッチ、1chと2chを切り替えるスイッチ、RF出力端子です。発売当時のファミコンはアナログ放送波に変換してテレビのアンテナ経由で映像を受信するという方法を採用していました。
ロムカセットを挿入したところ。
底面。消費電力はわずか4ワット。Wiiの最大消費電力が45ワットであることを考えると、かなり低いといえます。
いよいよ分解。底面にあるネジを1本ずつ外していきます。
続いて基板に接続されているコントローラーのコネクタを抜きます。
本体と基板を固定しているネジを外します。
これが基板。非常にシンプルな構成です。
基板を取り外した後はこんな感じ。ロムカセットの取り外し機構にはバネが採用されています。
電源スイッチ。
ロムカセットを分解したところ。中身がぎっしり詰まっているのかと思いきや、意外とシンプルです。
分解したパーツを並べるとこうなりました。昨今のゲーム機と異なり、光学ドライブやHDDなどを搭載していないこともあってか、パーツが驚くほどシンプルです。
2013年には発売30周年を迎えることになるファミコンですが、30周年に合わせる形で任天堂が新型ゲーム機を発表する……という可能性はあるのでしょうか。
ユーザーに有意義なゲームを提供できている限りは、新しいハードウェアは必要でなく、新たに必要とされる「何か」が出てきた場合にWiiの後継機種を投入する予定であることを任天堂の宮本氏は明かしていますが、今後の動向が気になるところです。
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