ソフトウェア

FirefoxがWindows 2000などのサポートを終了へ

by ElBloggers

現在、6週間に1度大きなバージョンアップを行い、どんどん機能追加や改善を行っているFirefoxが、とうとうWindows 2000やWindows XP RTM(製品初期版)、XP SP1のサポートを終えることになるそうです。

Asa Dotzler: Firefox and more: End of Firefox Support for Windows 2000



Firefoxの開発者の1人として知られるAsa Dotzlerさんによると、これまでMozillaではWindows 2000やXP SP1などのためにVisual Studioのバージョンを上げず、サポートできるようにしてきました。しかし、開発環境を新しくできないことによる制約が大きく、Googleの高速プロトコル「SPDY」への対応が遅れるなどの影響が出ました。

そのため、数ヶ月にわたって議論と、最新版のFirefoxユーザーによる評価などを重ね、Firefox 12がAurora(ベータ版のさらに一つ前のバージョン)になる際に、Mozillaの開発チームのVisual Studioのバージョンを2010に上げることになりました。Visual Studio 2010ではWindows 2000やWindows XPの初期版、SP1で動作可能なFirefoxをビルドできないため、これらのサポートは打ち切られることになります。


現時点で、これに該当するユーザーは全体の1.5%未満。Windows 2000ユーザーにとっては、6月5日にリリースされるFirefox 12が最後のFirefoxになるわけです。Dotzlerさんは、それ以後は選択手段が限られてくるため、「Operaに乗り換えるのが最良の手段だ」と書いています。また、Windows XPのRTMやSP1のユーザーへは、SP2の導入を強く薦めています。

ちなみに、法人向けにはサポートが1年間延長されるESR版がリリースされることになっています。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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