カメラの目の前で「死の道」からバスが転落する瞬間
ボリビアの首都ラパスとユンガスを結ぶ「ユンガスの道」は「世界で最も危険な道」「死の道」として知られており、切り立った崖のそばをわずか1車線~1.5車線ほどの道路がくねくねと続いています。1年間に25台の車が谷へと落ち、200~300名の死者が出ているというこの道路で、まさにカメラの目の前でバスが転落するという事故が起こってしまいました。
Caught on camera, the horrifying moment bus plunges down ravine on world's most dangerous road | Mail Online
こちらが事故の瞬間を捉えたムービー。
Bus Accident In Bolivia ( Bolivia's death road swallows a bus ) - YouTube
向こう側からやってくるバス。
道はすこし細くなっていて危険な感じもしますが、轍がちゃんとついていて、通ること自体は不可能ではないようです。
白煙をあげながらバスが狭隘区間に入ります。これなら通れそうですが……
誘導をしているおじさんが「もっと左(山側)へハンドルを切れ」と合図。
こちら側まであとわずか。バスが近づいてきたので、撮影者も少し後ずさります。
しかしその瞬間、左後輪が滑ったのか、バスがバランスを崩します。
一瞬でバスの姿は消えてしまいました。
あわてて崖下をのぞき込むも、どこまで落ちたのかが不明。
この事故ではバスは50m落下し、運転手が亡くなったそうです。
バスはこの区間を通過する前に乗客50名を降ろし、可能な限り軽い状態で狭い区間を通過しようとしていました。
乗客が巻き込まれなかったのは不幸中の幸い。なお、2006年にはこの危険区間を通らなくてもいい新道が開通しています。下記マップで左下の方にラパスがあり、右上にコロイコという町があります。これを結んでいる太く描かれた道路(国道3号)が新道。その下に、うっすらとした線で描かれているのが「ユンガスの道」です。
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