高所恐怖症の人は絶対に閲覧禁止、あまりにも危険すぎる王の古道「エル・カミニート・デル・レイ」
スペインのマラガ県アロラ近郊に流れているグアダルオルセ川に沿った花崗岩の峡谷にある古道「エル・カミニート・デル・レイ」は「王の小道」という意味なのですが、この道がとにかくとんでもないレベルで恐ろしい。
断崖絶壁沿いに道幅1メートルに満たない小道と桟道が全長3キロメートルほどに渡って続いており、道は整備されていないため崩落して鉄の支柱のみになっていたり、とにかく一歩踏み外せばあっという間に真っ逆さまに最高で230メートル下まで落ちてしまうというとんでもない危険地帯です。当然危険すぎて死亡者も出ており、現在は立ち入り禁止なのですが、ロッククライミングの名所であるエル・チョロの断崖絶壁に作られているためクライミング目的の観光客がよく訪れるそうです。
というわけで、どれだけ恐ろしいのかというHDムービーは以下から。高所恐怖症の人は絶対に閲覧禁止です。
YouTube - El Camino del Rey 2010 HD: Balance
どう見ても岸壁から突き出ているだけ。
側面にあるこのロープをつかんでいないと確実に落ちます
ようやく普通の道っぽい。これが本来の姿なのですが、道路部分のコンクリートは極めて薄く、安全柵ごとどこかに落ちていきます。
その結果がコレ。
道を支えていた梁の部分に当たる鉄の支柱だけが残るという有様。
足を滑らせたらそこで人生終了のお知らせです。
ほかの部分もこのような感じで、やはり足を滑らせるとジ・エンド。
何かのゲームに出てきそうなシーン。
そしてトラップの数々。
こんな道が延々と続きますが、最初から崩落している部分はともかく、今歩いているこの足下の道路もいつ崩落するかわからないので、危険そうに見えない普通の道の方が危険という恐ろしく高度な罠です。
というか、ここまで来るともう道じゃなくてガケ。
鉄の支柱もなんだかガケから飛び出しているだけなのですが……。
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