プロジェクターで壁や家具にテクスチャを投影し、刻々と姿を変える白いリビングルーム
2台のプロジェクターを使って壁や床、家具やカーペットに色と模様、質感を与えることで、がらりと印象を変えてしまう白いリビングルーム。プロジェクターを使って建築物のファサードやインテリアに映像を投影するインスタレーションで知られるオランダのアーティストMr Beamによるプロジェクトです。
部屋が刻々と姿を変える様子の動画は以下から。Living Room on Vimeo
フローリングや時計、家具の取っ手などの一部を除き、ほぼ白一色でそろえられたリビングルーム。ここに2台のプロジェクターを使ってテクスチャを投影していきます。ちなみに印象的なBGMはFree the Robotsの「Jazzhole」という曲だそうです。
色がつくとまったく別の部屋のよう。
スポンジボブのポスターやハローキティのクッション、ピンクの花柄の壁紙などにより、子ども部屋のような雰囲気に。
レザーのソファやゴブラン織りのクッションで大人な印象に早変わり。
仏像ポスターや壁紙が独特の雰囲気を醸し出します。
レンガの壁にさまざまなトーンのグリーンがアクセントとなった部屋。
黄色と黒でまとめたグラフィティアート風の模様が印象的な部屋は、コミック好きが住んでいそうです。
風景画を飾った木の壁は、森の中や雪山にたつコテージのような雰囲気。
テーマは廃虚に住み着いたアーティストの部屋、といったところでしょうか。殺伐とした雰囲気の中にも「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のジャックのクッションがかわいい印象です。
この部屋に実際に人が住んでいたら、人物にまで壁や家具の模様が投影されてしまうわけですが、部屋の改装を考えている人は、壁や床を塗り変える前にプロジェクターでさまざまな色や模様の組合せを試してみるというのもよいかもしれません。
このほかにもMr Beamによるプロジェクションを多数公式サイトから見ることができます。
こちらはアムステルダムで行われたH&Mの開店記念イベントから。
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