バードカフェおせち問題の影響は実際どうだったのか、共同購入クーポンサイト市場ランキング2011年1月版
共同購入クーポンの検索サービス「クーポンジェイピー」が、グルーポンなど共同購入クーポンサイト147サイトを独自に収集・集計したデータによると、 2010年12月の共同購入クーポン販売総額は22億1670万円、これに対して2011年1月は18億7031万円 と、前月に比べ16%ほど販売総額が減少していることが明らかになったそうです。
また、「主要都市から人が流出する正月休みという季節的要因の他に、GROUPONの “バードカフェおせち問題”という不祥事があった。事件を通じて共同購入クーポンの名はこれまでになく広く浸透したが、 同時に販売手法そのものへの警戒感・不信感を強く植え付ける結果となった」とし、実際にバードカフェおせち問題の影響を検証しています。
影響の結果などは以下から。
クーポン共同購入サイト 月間実績集計レポート | クーポンジェイピー
まずはこれが順位表。1位がグルーポン、2位がポンパレ、3位が一休マーケット、4位がトクー!ポン、5位がシェアリーというような感じになっています。
1位のグルーポンは前月比14%減、2位のポンパレは前月比18%減となっているものの、7位以下は軒並み50%前後の前月比減となっているところがほとんどで、バードカフェおせち問題の影響でかなりのイメージダウンとクーポン出稿店舗数減少、加えて新規会員の減少が起きているようです。
で、気になるのがグルーポンの売上。2位のポンパレと比べるとこうなってます。
グルーポンは掲載数が事件直後の1月上旬はガクンと減り、そこからあとはなんとか掲載数を元に戻した状態。対してポンパレは1月下旬には逆に成長軌道に乗せており、掲載数ではグルーポンを逆転する結果になっています。
販売推移データを細かく見るとこんな感じ。
グルーポンは2010年12月は約11億4140万円、2011年1月は約9億8385万円となっており、約1億5700万円ほど売上が減少しています。ポンパレは2010年12月は約5億8419万円、2011年1月は約4億7664万円となっており、約1億746万円ほど売上が減少しています。
つまり、どちらも売上自体は減少中なわけで、共同購入クーポン自体、いろいろと今後のことを真剣に考える時期に来ているようです。
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