国産ハバネロペーストを使用したファミリーマートのメニュー全5種類を制覇してみた

東ハトの激辛スナック「暴君ハバネロ」の名前になっていることで有名な「ハバネロ」は中央アメリカ～南アメリカ原産の唐辛子で、世界で最も辛い唐辛子の座はブート・ジョロキアに譲っているものの、激辛の代名詞として名を轟かせています。

ハバネロは実は日本国内でも生産されていて、そのハバネロを使用したお弁当やおにぎりがファミリーマートに登場していました。関西限定とのことで、さっそく買って食べてみました。

レビューは以下から。
ハバネロ使用メニューは「冷し旨辛担担つけ麺」「そぼろピリ辛チキン弁当」「ハバネロ焼ビーフン」「辛味チキンバーガー」「手巻 旨辛！ハバネロチキン」の5種類。使用されているハバネロは京都府亀岡市の有限会社篠ファームが生産しているもの。亀岡では、「暴君ハバネロ」がブームになるよりも前からハバネロを作っていたそうです。

それぞれハバネロの使われている量がちょっと違うようです。ハバネロ焼ビーフンはソースに1.3％のハバネロが配合されています。かなり分量が多めのような…。

レンジでチンすると辛い成分がぶわっと広がり、思わずカメラを持つ手が震えました。食べる前から辛さを感じさせる熱気を持っていますが、食べると口の中をさらに熱くしてくれます。しかし、もともとビーフンが辛いものと相性がいいためか、辛いながらもズルズルと食べられる品になっています。普通に焼ビーフンを作るよりもおいしいかも。

つけ麺は肉味噌の中にハバネロが0.13％配合されています。

これがその問題の肉味噌。ハバネロの量はわずかのはずなのに、真っ赤でとても辛そう。

見た目を裏切らない辛さですが、それよりもスープのまろやかさがあってまさに「旨辛」。ただ、麺をすすった時にハバネロが喉の奥に入るとかなりキツいです。なお、辛いものが苦手な編集部員は「まろやかじゃない！騙された！」と言っていたので、苦手な人はご注意を。

ソースにハバネロが1.6％配合されている辛味チキンバーガー。

しかし、断面を見るとわかる通り、ソース自体がそれほど多くないので、辛いと騒ぎ立てるほどの刺激はありませんでした。これはあふれるぐらいのソースをかけてみないとちょっと味の判断がつきませんね。

旨辛！ハバネロチキンおにぎり。

先ほどのバーガーに入れ忘れたソースの分までおにぎりに入っているのではなかろうかというぐらいにソースがぎっしり。最初は一瞬ケチャップかと思うぐらいに辛さが弱めでしたが、後からじんわりと広がってきます。見た目はちょっとよくないですが、これはアリかも。

最後は「そぼろピリ辛チキン弁当」。

ハバネロはチキンのソースにだけということで辛い部分が少なく、さらにタルタルソースのおかげで辛さが包み込まれて、ほとんどわかりませんでした。せっかくのハバネロ使用なのに、残念。

オススメは記事中で紹介した順番で、断然焼ビーフン。正直、あんまり焼ビーフンを食べる機会はありませんが、この焼ビーフンなら選んでもいいと思うレベル。辛いだけではなくおいしく食べられて、一方で辛さも手抜きなしというバランスが取れた一品です。一方、弁当やおにぎりはもう少しハバネロとのバランスを考えないと、ただハバネロが入っているだけになっています。