メモ

壁でもなんでも塗るだけでホワイトボードになる「IdeaPaint(アイデアペイント)」


でこぼこのない面であれば、壁であろうが柱であろうが机であろうがドアであろうが、とにかくなんでもかんでも塗るだけでホワイトボード化することができるという画期的な塗料がこの「IdeaPaint(アイデアペイント)」です。

実際にどういう場面で利用されているのか、価格はどれぐらいなのか、日本で入手するにはどうすればいいのか、などの詳細は以下から。
IdeaPaint | Dry Erase Whiteboard Paint for Home, School, and Work
http://www.ideapaint.com/


使用するシーンとしては、職場・学校・家庭の3つ。それぞれについて以下のような感じの使用を想定しています。

・職場の場合

よくある会議室ですが、壁一面がホワイトボードに。


これは壁2面がホワイトボード化


目の前の壁自体がホワイトボード、電話のメモも簡単


背後の壁がホワイトボード化


ブレインストーミングっぽく


アイデアが思い浮かんだら即座にメモ


このような案内にも使えます


受付にも一工夫


こうやって使ってね、みたいな説明もできる


これは職場ではなく、レストランやカフェでの利用例。メニューが頻繁に入れ替わる場合でもこれなら簡単に対応できるし、見た目も楽しい、というわけ。


予定を書いて共有とかもできます


・学校の場合

黒板の代わりに使えます


みんなでアイデア出し


図や式の多い授業だと黒板に入りきらないこともしばしばですが、壁全体を使えば余裕


むしろ机自体をホワイトボード化すれば、紙の裏とかを使っていた筆算が無駄なくラクに。


・家庭の場合

インテリアと一体化


子ども用に。なんだかビフォーアフターに出てくる匠の仕事っぽい。


こんなことも可能


実際にアイデアペイントを塗って使っているムービーが以下にあり、大体の雰囲気がつかめます。

YouTube - IdeaPaint at Lowes


また、黒板をアイデアペイントでホワイトボードにしたという事例が以下にあります。

YouTube - HELP - Chalkboard Resurfacing with IdeaPaint PRO


商品のラインナップとしては、職場・学校用には「PRO」と「CRE-8」家庭用には「CRE-8」と「HOME」となっており、公式サイトの以下のページで購入可能です。

Buy IdeaPaint Dry Erase Paint | IdeaPaint(「PRO」と「CRE-8」)
http://www.ideapaint.com/work/shop/

Buy IdeaPaint Dry Erase Paint | IdeaPaint(「CRE-8」と「HOME」)
http://www.ideapaint.com/home/shop/

「PRO」は全5色で199.50ドルから、「CRE-8」は全8色で175.00ドルから、「HOME」はカラーが白のみで29.99ドルからとなっており、耐用年数はPROが溶剤ウレタンを使用しているので10年、「CRE-8」「HOME」は水溶性で5年となっています。

塗り方はこんな感じで、割と簡単。ペンキが飛び散ってもいいように養生して塗ります。


表面をサンドペーパーでなめらかに。


さらに仕上げ。


で、このアイデアペイント、実はベンチャー企業によって作り出されたモノで、その経緯などは以下の記事が詳しいです。

魔法のペンキで、どこでもホワイトボード NASAやCIAも活用、自由な発想で使い方色々 JBpress(日本ビジネスプレス)

 アイデアペイントを生み出したのは、ジョン・ゴーシャ(26歳)、ジェフ・アヴァロン(26歳)、モーゲン・ニューマン(25歳)の若き3人。起業家教育に特化した私立バブソン大学の卒業生だ。


 アイデアを思いついたのは、大学に入学して間もない頃だった。3人は学生寮で、ほかのクラスメートたちとビジネスのアイデアについて自由に発想を出し合っていた。壁に紙を貼って、提案や意見をどんどん書き込み、紙がいっぱいになると、もう1枚新しい紙を追加する。しかし、とうとう壁に紙が貼り切れなくなった。そのとき、ゴーシャが「壁に直に書いて、消せれば便利なのに・・・」と思ったのだ。

 早速、ゴーシャは大学の実験室で試作品を作り始めた。その後、2つの研究所がまだ粗削りの段階の試作品を改良する実験を請け負ってくれた。両研究所とも複雑な技術を克服できなかったが、諦めずに別の研究所に依頼。3度目の正直でようやくアイデアペイントが完成した。

 卒業後、2008年6月にゴーシャが設立者となり、アヴァロンとニューマンが共同設立者となって3人で正式に起業した。その年の北米最大規模のインテリア・デザイン見本市のネオコン世界貿易フェアー2008でアイデアペイントをお披露目。出展商品を対象に実施されたコンテストでは、革新部門と壁部門でベスト・オブ・ネオコンをダブル受賞し、華やかなデビューを飾った。

通常のホワイトボードは消耗品なので使えなくなってきたら買い換えるしかないのですが、上からこのアイデアペイントを塗れば生き返ります。賃貸住宅の壁でも利用可能で、退去時にもともとの壁色の塗料を上から塗ればOK。さらに「シックハウス症候群」にならないように外部機関での実験で証明済みなのに加えて、米国消費者製品安全委員会も承認済みだそうです。

公式サイトなどから購入した人のレポートが以下にあります。

小原商店社長のつれづれエコブログ | 壁に塗るとホワイトボードになるideaPaint(アイデアペイント)

つい先日使ってみたという川上塗装工業さんによると、「附属のローラーは繊維が抜けやすい」とのとこだったので、他のにチェンジ。
粘度が高くてやや塗りにくいのですが、ちゃんとフラットに仕上りました。

実際に壁をこのアイデアペイントで塗って、活用している例も。

アイデアペイント書いてみた。|リノベのススメ

なお、日本で販売しているサイトなどは「アイデアペイント」と検索すればあちこち出てきますが、大体税込2万7000円~2万8000円ぐらいです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
オンライン同時参加型ホワイトボード「Imagination Cubed」 - GIGAZINE

書いた内容を検索可能で、どこに貼ったのかもわかる付せん紙「Quickies」 - GIGAZINE

LAN経由で相手のデスクトップに付せん紙を貼り付けることができるフリーソフト「Stickies」 - GIGAZINE

iPadのデザインにそっくりなメモ帳「iNotePad」 - GIGAZINE

思いついたことをさくさくメモすることに特化したフリーソフト「CintaNotes」 - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse

You can read the machine translated English article here.