取材

ノンフライなのにジューシーな「オーブンローストチキン」など、ケンタッキー次世代店舗限定メニューを味わってきました


「油で揚げないケンタッキー」が主役の次世代店舗「渋谷公園通り店」のプレスプレビューにて、主力の「オーブンローストチキン」やローストチキンを使ったサンド「ブレイザー」、サイドメニューの「フレッシュサラダ(アスパラとオクラ)」を一般発売より一足早く味わってきました。

また、海外のケンタッキーで発売されている、フライドチキンでチーズとベーコンをサンドするという驚愕のメニュー「Double Down」を日本でも発売する予定があるかどうか、社長に直撃して真相を確かめてきました。

ノンフライのチキン「オーブンローストチキン」の感想やヘルシー路線まっしぐらのメニューたち、そして「Double Down」日本上陸の可能性などの詳細は以下から。試食用の商品が乗ったトレーが運ばれてきました。左上が「オーブンローストチキン(1ピース税込280円)」と付属の「刻みトマトのマリネソース」、その下にあるのがローストチキンを使ったサンドイッチの「ブレイザー(税込420円)」、そして右側にあるのがサイドメニューの「フレッシュサラダ(アスパラとオクラ)(税込250円)」です。


「オーブンローストチキン」から食べていきます。


表面には7種類のスパイスなどがふりかけられています。


チキンを食べる時に手を汚さずに済むようにと、専用の包み紙が開発されたとのこと。


チキンを包み紙に入れてみました。脂が染みだしてこないので、確かにこれならスムーズに食べられそう。しかもおしぼりは脂が落としやすい特殊加工のモノだということで、ストレスなくチキンを楽しむ気遣いが事細かにされているようです。これらは一般の店舗でも取り入れてほしいかも。


ガブリと食べてみると、ノンフライという言葉のイメージとは裏腹に、鶏のジューシーさはオリジナルチキンよりも強く感じられます。スパイスが鶏の臭みをうまく消していて、塩味もほどよく比較的さっぱりと食べられる味つけですが、焼き加減のおかげか肉がパサつかずしっとりしているので、お肉を食べたという満足度は非常に高いです。女性向けに展開しているヘルシーメニューとのことですが、ジューシーな鶏を食べたい人になら誰にでも勧められる味だと感じました。あと、皮はアブラギトギトではなくパリパリとしており、「パリパリの皮大好き!」という人にもオススメ。


チキンには「刻みトマトのマリネソース」がついていて、お好みでチキンにつけて食べられます。トマトや3色のピーマン、玉ネギなどみじん切りにされた野菜がどっさり。酸味は強めでこれ自体でマリネとして味が完成しているためか、チキンのスパイスの味を覆い隠してしまうような印象を受けました。チキン自体の味つけが好みだったため、個人的にはそのままガツガツいきたい感じです。


続いて、ローストチキンをチーズやトマトなどとサンドした「ブレイザー」に取りかかります。これはもともと海外のケンタッキーで人気のメニューだったものなので、もっと日本らしく名前を変更するかどうかでいろいろと悩んだそうですが、結局そのまま「ブレイザー」という名前になりました。


包装紙を取ってみました。チーズがとろーりとはみ出しています。


鶏は国産のフィレ一枚肉を使っているということで、かなり分厚い。


トマトやレタスといった野菜もしっかり入っています。ソースのマヨネーズはブラックペッパーが効いていて、全体の味を引き締める役割を果たしているのでオトナ向けの味わいと言えそう。


ローストチキンのジューシーさもさることながら、もちもちしたバンズの完成度が高く、それ自体だけでも食べられそうです。チーズやレタス、トマトなど具だくさんなので最後まで飽きずに食べられます。ピリッとした黒胡椒の風味もよく、「ブレイザー」という勇ましい名前とは裏腹に手作り感は強いので、ファーストフードは気が進まないけど、何か食べたいと思った時などにはぴったりの一品だと思います。


続いて、「フレッシュサラダ(アスパラとオクラ)」


手のひらサイズの容器に、さまざまな種類の野菜がみっしり入っています。小さいながら結構食べ応えがあるように感じました。


ドレッシングは「和風ドレッシング」と「シーザーサラダドレッシング」の2種類が用意されていました。どちらも結構オイリーなドレッシングなのですが、ヘルシー路線のメニューの中でちょっと浮いている感じもしたので、もう1つノンオイルのモノが選択肢にあるといいのではないかと思いました。


とりあえず「シーザーサラダドレッシング」をかけてみました。とても細いアスパラの歯ごたえとドレッシングのクリーミーさはよく合います。「和風ドレッシング」も試してみたところ、これはよくあるタマネギ主体のドレッシングで、ちょっと高級なハムなどにかけて野菜などと一緒に食べれば合いそうな雰囲気のものと酷似。ケンタッキーのチキンと和風ドレッシングのサラダを一緒に食べれば合うはずだ、という考え方がうかがえます。


これ以降は、試食はできなかったもののサンプルが展示されていたメニューについて紹介していきます。これは「オーブンローストチキンセット(税込790円」


セットには「石窯パン」がついてくるので、食事の満足感が得られそうです。


「ブレイザーセット(税込720円)」はこんな感じ。試食したラインナップはこれに「オーブンローストチキン」がプラスされたモノでした。


いつものフライドチキンがついた「オリジナルチキンセット」


これがケンタッキーの定番のはずなのですが、このお店では2番手に構えている感じがします。


これまでとは違った雰囲気のサンドイッチ3種類


「アボカドシュリンプサンド(税込420円)」はかなり具だくさん。


「ブロッコリーチキンロール(税込み420円)」はロールに使われている皮まで緑色と、かなり野菜をふんだんに使っている模様。


「蒸し鶏のグリーンサンド(税込420円)」は小さなキュウリのピクルスが使われているカフェ風の一品。


サイドメニューのサラダ類にはかなり力が入っていて、これだけの種類が用意されています。


「ブロッコリーのマリネサラダ(税込250円)」。黄ピーマンが散らされていて見た目も鮮やか。


さきほど試食した「フレッシュサラダ(アスパラとオクラ)(税込250円)」


緑黄色野菜がメインの「フレッシュサラダ(かぼちゃとにんじん)(税込250円)」


「温野菜(ラタトゥーユソース)(税込250円)」は、生野菜サラダがほとんどの中、変わり種と言えるかもしれません。


「パスタサラダ(税込380円)」


かなり幅の太いパスタが使われています。容器が細長いので、ぱっと見パフェのようで見た目が華やか。


ドリンクの中でも特に目玉となるものがズラリ。飲むデザートとして人気の「クラッシャーズ(税込340円)」がこの店舗でも提供されます。


「フレッシュミントのモヒートソーダ(税込380円)」はモヒートというカクテルがモデルになっているノンアルコールのソーダ。生のミント葉が使われているなど、ほかのモノよりちょっとリッチな感じのするドリンクです。


この次世代店舗の仕掛け人とも言える人たちと話をすることができました。店長の大竹さんは、この店の運営を一手に引き受ける頼もしい存在。制服はこの次世代店舗のために新しく作られたものなのですが、彼女の意見も多く取り入れられているということです。


開発に携わった方々。中でも一番右の女性が入社2年目にしてメニューのコンセプトを涙目になりながら作ったということです。他ファーストフードチェーン店のようなコンセプトありきの開発ではなく、「誰かに食べさせたいと思える味」を目指して作りあげていった自信作、だそうです。


そして最後に、気になる存在であった海外メニュー「Double Down」について、ケンタッキー・フライド・チキンの渡辺社長に、質問会に乗じて単刀直入に聞いてみました。

◆日本で「Double Down」を発売する予定はあるか?
渡辺社長によると、「実はダブルダウンについては今年の5月の終わりにアメリカに出張に行って食べようと思って……やめました(笑)肉が上と下にあって間にチーズとベーコン、あれは超ヘビーです。片面が100グラムちょっとあって、試しに開発センターでも実は作ってやってるんですけど、ちょっと日本人にとってはヘビーじゃないかな……と。アメリカ人のガッツリ食べたい方からするといいのかも知れないのですけど……アメリカでは前面に出しているのですが、日本では難しいかな……という感じです。」

ということで、見た目よりもかなりヘビーで日本市場に持ち込むのが結構困難なシロモノだということでした。渡辺社長が質問した途端に笑い出してしまうレベルだったため、相当危険なメニューであることは間違いありませんが、社長自ら検討した揚げ句断念したメニューと言われてしまうと、一度チャレンジしてみたいと思ってしまいます……。

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in 取材,   試食, Posted by darkhorse_log

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