ケンタッキーの新製法うすごろも揚げで塩胡椒仕立てにした「パリパリ旨味チキン」＆「塩だれチキンサンド」など新商品5種類を一気に食べてみた

今年で日本での創業40周年を迎えるケンタッキーが万を持して本日から新商品として送り出すのがこの新製法「うすごろも揚げ」を駆使した「パリパリ旨味(うまみ)チキン」（260円）、塩と黒胡椒だけのシンプルな味付けとなっているそうです。さらにこの新製法で作ったフィレ(鶏胸肉)一枚肉に、黒胡椒、醤油、鶏のだしを利かせ、さらに高知県室戸沖の海洋深層水からつくられた塩を使ったKFC特製の塩だれをからめ、水菜やレタス、ニンジンをあわせ、特製白パンで挟んだ新しいサンドとして「塩だれチキンサンド」（380円）も本日から新発売となっています。

ほかにも、大粒のダークチェリーとブルーベリーを散らしてオーブンで焼きあげた「ベイクド・プディング　ダークチェリー＆ブルーベリー」（330円）、カラメルシロップが染みこんだスポンジ生地にカスタード風味のホイップクリームとカラメルソースを重ねた「フローズンプリン　カラメル＆ホイップ」（200円）、カスタード風味のアイスを甘いぎゅうひで包んだ「カーネルおじさんのたまごのアイス」（200円）も新商品だったので一気に注文してみました。

試食結果は以下から。
ケンタッキーの新製法“うすごろも揚げ”チキンが登場！
皮はパリパリ香ばしく、身はふっくらとジューシーな
「パリパリ旨味(うまみ)チキン」新発売
～新サンド「塩だれチキンサンド」も同時新発売～

今回はパリパリ旨味チキンパックなどのセットでまとめて注文し、お届けケンタッキーを使って持ってきてもらいました。

左がパリパリ旨味チキン、右がオリジナル。パリパリの方が色がちょっと濃いめ。

黒胡椒の欠片がかなり多くあり、衣はクリスピーチキンをさらにとがらせたような雰囲気。

実際に食べてみると、パリパリと言うよりも「バリバリ」といった感じの衣となっており、塩＋コショウのもはや定番かつ王道と言っても良い味わい深さ。それに加えて、じゅわっと肉汁があふれる感じとなっており、これまで食べてきた中でも屈指のうまさ。ケンタッキーが自分で「旨味(うまみ)チキン」と言うのも納得。

ほかの編集部員にも食べてもらい、感想を聞いてみました。

・編集部員A
皮がべっちょりしておらず、パリパリしているのがまさに新食感。塩コショウで味付けされており、あっさりしたチキンになっている。「通常のチキンは少し重いからライトに堪能したい！」という人にはピッタリ。

・編集部員D
コショウのシンプルな味付けと汁があふれてくるほどのジューシー感がとてもよい。久しぶりに「おかわり」と思った。

・編集部員E
コショウと塩というシンプルかつ確実な味付けがこれまでの濃い味と違って鶏肉の味もしっかり感じられていい感じ。なぜ今まで今回のような味付けがなかったのか不思議なレベル。ぱりぱりした表面が更に食欲をそそる。

全体的になかなか好評のようですね。次は「塩だれチキンサンド」です。

先ほどのパリパリ食感のフィレ(鶏胸肉)一枚肉に、黒胡椒、醤油、鶏のだしを利かせ、さらに高知県室戸沖の海洋深層水からつくられた塩を使ったKFC特製の「塩だれ」をからめています。

シャキシャキ食感の水菜やレタス、ニンジンをあわせ、特製白パンではさんだ新しいサンドとなっており、野菜があふれそうな感じに。

中を見てみました。想像以上に野菜まみれ。

さらにめくってみたところ、塩だれまみれのすごいチキン登場。てらてらのつやつや。

実際にがぶりと食べてみたところ、非常にあっさりとしており、クセのない味わい。胸肉のさっぱりとしている食感が塩味＆ソースとマッチしており、一気にむしゃむしゃと食べ進みたくなる感じ。以前からレギュラーメニューとして存在していたのではないかと思えるほどの完成度の高さは正直すごい。ふつう、新商品と言えば個性を出そうと思って奇をてらうとか、特徴を出し過ぎてすごい味になってしまうとか、そういう調整になりがちな中、これは絶妙な加減ができており、なんというか、うまい具合にチューニングされた塩味です。

というわけでこれもほかの編集部員に食べてもらいました。

・編集部員A
シャキシャキしてふんだんな野菜と柔らかくてジューシーなチキン、そして焼き肉屋の塩タンを思い起こさせるようなコショウのきいた塩だれがウマイ。食べていて安心できる味。これはウマイ。バンズもモチモチフワフワしてる。

・編集部員D
アメリカンなうるさい感じの味付けではなくシンプルな味。野菜にかかっているマヨネーズをさっぱりな感じにすれば軽く3個はいける。

・編集部員E
酸味のある塩だれが脂身の少ない胸肉とマッチしていていい感じ。また、たれと野菜の相性も良く、ドレッシングとして野菜にかけてもいいレベル。バンズもふわふわした柔らかいパンになっているため、通常のバンズがあまり好きでない人にとってもうれしいところ。

これまた高評価です。むしろ今までなぜこのシンプルな味付けがなかったのかがフシギ。

次は「ベイクド・プディング　ダークチェリー＆ブルーベリー」です。

見た目はこんな感じ。太陽の黒点みたいになっているのがダークチェリーとブルーベリー。赤っぽいのがダークチェリーで、青黒いのがブルーベリー。

まずはダークチェリーから。香りは割といい感じで、酸味も多少あるのですが、プディングの甘みが強く感じられるため、単純に「あたたか～いプディング」といった感じに。

断面はこうなってます。

今度はブルーベリー部分をパクパクしてみたのですが……ブルーベリーの味や香りがほとんど感じられない状態。というか、プディングの甘みがちょっと強すぎ＆ダークチェリーとブルーベリーが弱すぎ。ただ、卵の風味が非常に豊かなので、プディングとしては割とアリです。

これは2個しか注文しなかったので、もうひとりの編集部員Eにも食べてもらい、感想を聞いてみました。

・編集部員E
たまごたっぷりのプリンで、たまごの存在感が半端ない。ダークチェリーは香り付け程度でちょっとだけ酸味が加わる程度、ブルーベリーに関しては色味をつけただけなのではないかというレベル。2口目まではおいしく食べられるが、3口目以降から甘さがきつくなる。もうちょっと甘さを控えた方が食べやすかったかも。

プディングとしては合格、しかしそれ以外がちょっとアウトという感じですね。

次は「フローズンプリン　カラメル＆ホイップ」。

上にある色つきのソースがカラメルソース。

その下に見えている白いのがバニラの香りを付けてあるカスタード風味のホイップクリーム。

さらにその下にも層状になっています。

一番下はカラメルシロップが染みこんだスポンジ生地。

味の感想としては、「？」と疑問符がたくさん出てくる感じで、なんだかよくわからない味。特に一番下のカラメルシロップの存在が不思議な感じで、上にかかっているカラメルソースが強すぎかも。ホイップクリームは非常に甘くておいしいのですが、それ以外の味が打ち消し合っているように思えました。「白いクリーム＋カラメル風味」というイメージです。これも2個しか注文しなかったので、もうひとりの編集部員Eにも食べてもらい、感想を聞いてみました。

・編集部員E
一番上はホイップクリーム、真ん中はアイス、一番下がカステラを凍らせたような食感で、一度にいろんな食感が楽しめるのは面白い。ホイップクリーム部分をバニラアイスと思って食べるとホイップ特有の滑らかな食感にビックリするかも。味はいたって普通のホイップ・バニラアイス・凍ったカステラといった感じ。すべて一緒に食べるとカステラの味が勝ちすぎるのが残念。

まずくはないのですが、手放しでほめられるほどでもない……というレベルです。

最後は「カーネルおじさんのたまごのアイス」。

箱から出してみました。なんだか見たことのある形。

というか、よくある形。

真ん中から切ってみたところ。非常に卵の黄身っぽい感じ。

まるでゆで卵です。

で、実際に食べてみると、どこかで食べたことのあるようなふにゃっとしたもちもちびよーんな食感に、アイスの味わい……これは一体……と思って箱を見てみると「ロッテ」と書いてありました。そう、コレは紛れもなく「雪見だいふく」！なんということでしょう！

ちなみに見かけは卵っぽいのですが、それほどバリバリに「卵黄」っぽい味はしませんでした。ただの雪見だいふくに毛が生えた程度ですが、雪見だいふく好きなら文句なしの味。これも編集部員Eに食べてもらいました。

・編集部員E
雪見だいふくたまごアイスバージョンといった感じ。あまり全面にたまごを押し出している感じではなく、口に入れた瞬間にちょっとたまごの滑らかさが感じられる程度でちょうど良い。万人受けするアイスではないかと思われる。

というわけで、「パリパリ旨味チキン」と「塩だれチキンサンド」はかなりオススメ、むしろレギュラー化して欲しいレベルでした。ごちそうさまでした。