取材

「プランゼット」完成披露試写会レポート、新時代特撮の凄さに宮野真守・石原夏織らもビックリ


東京国際アニメフェア2010のときに新世代特撮映画「プランゼット」が5月22日に劇場公開ということをお伝えしましたが、本日、「プランゼット」完成披露試写会がお台場シネマメディアージュで行われました。

粟津順監督のほか、主人公である明嶋大志を演じた宮野真守さんと、大志の妹・こよみを演じた石原夏織さんが登壇。宮野さんと石原さんの年齢差は演じた明嶋兄妹と同じだったそうで、舞台挨拶でもハキハキと答える石原さんの姿を宮野さんがまるで兄のように優しいまなざしで見守っていました。

詳細は以下から。
プランゼット
http://www.planzet.jp/

レインボーブリッジと東京タワーが望める、お台場シネマメディアージュが舞台。


試写会場はシアター2番。


「アリス・イン・ワンダーランド」などの映画が公開されている中に「プランゼット」が並ぶと、なんだかぐっと来るものがあります。お客さんはちょっと女性が多めという感じでした。


まずは1時間の本編上映があり、その後、粟津順監督と宮野真守さん、石原夏織さんが登壇しました。粟津監督は、前作(惑星大怪獣ネガドン)はあまり劇場公開を意識していなかったので画角も小さめだったし尺も短かったものの、本作は最初から劇場公開を意識して作ったので、観てもらえて嬉しいとコメント。


とても楽しく収録を行えてあっという間に時間が過ぎてしまったが、観客のみなさんにどう届いたのかが気になるという宮野さん。収録の雰囲気はとても明るいもので、宮野さんと石原さんは演じた兄妹役と同じ年齢差ということもあって、本当の兄妹のように収録できて楽しかったそうです。


こういった本格的なアフレコは初めてだった石原さん。最初のアフレコではどこに座っていいかも分からなかったのですが、「ここに座るといいよ」と宮野さんが声をかけてくれたそうです。また、監督のことは最初は無口な人かと思ったが、色々と話しかけてくれたので嬉しかったとのこと。オーディションに受かったと聞いたときも「私でいいのかな?」と思ったそうで、練習はお風呂やトイレでまでやっていたとか。このキャスティングについて、ヒーローとヒロインである大志とこよみは他のキャストよりもオーディション参加者が多く、その中から絞り込む作業をした監督は宮野さんと石原さんがまさにピッタリだったと絶賛。実際に演じてもらって、耳に狂いはなかったと誇らしげでした。


「機動戦士ガンダム00」の主人公、刹那・F・セイエイ役など数々の主役をこなしている宮野さんですが、完成しているフルCGに声を当てるのはほとんど初めてだったので新鮮な気持ちで演じられたとのこと。絵がリアルで本当に人が息をしているように見えるので、その呼吸感を出すために生っぽい芝居を心がけたそうです。

完成した映像を見た宮野さんは「レトロなテレビが残っていたり、ゲームウォッチをやっていたり、地球の未来のようでそうではない世界観が懐かしい雰囲気を出していて、後半になると近未来的なロボットが活躍していくという、雰囲気や演出が僕が昔見ていた特撮みたいなんです。その空気感、新しいのに懐かしいという新鮮な感じがあり『これが新世代の特撮か!』と驚きました」と作品のキャッチコピーである「新時代特撮」を身をもって感じたようでした。


石原さんは、アフレコ時から肌の質感や戦闘シーンの迫力を感じていたものの、SEなどが入って完成するとさらに凄くなっていたと驚いていました。

粟津監督は前作「惑星大怪獣ネガドン」では「CGで特撮を」ということで作品作りをしたそうですが、その時には技術的にも制作期間的にもやりたかったけれど見送った部分があり、本作でそれを実現できて良かったと語りました。エンディング曲である元ちとせさんの「竜宮の使い」は監督が特に好きな曲で、宮野さんと石原さんはともに曲の雰囲気と作品の世界観が合っていて感動してしまったそうです。最後に監督は「”アニメ映画ブーム”と言われる中、原作付きの作品が多いが本作はオリジナルなので、そこに価値があると思う」と自信を込めました。


映画「プランゼット」は5月22日からテアトル新宿ほか全国劇場にて順次公開開始。特撮好き、アニメ好きはもちろん、怪獣映画好き、SF映画好きなど、幅広い人を刺激しそうな内容なので、ぜひ機会を見つけて観に行ってみてください。


このキャスト陣と監督によるコメントの動画はコチラ。

映画「プランゼット」の粟津順監督と宮野真守さん、石原夏織さんによるコメント動画 - GIGAZINE

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in 取材,   映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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