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Appleの「iPad」の製造原価を調査会社が推定、最安モデルは約2万円


日本時間の1月28日未明に発表されて以来、NTTドコモが通信サービスの提供を検討するなど、前向きな反応を示している反面、任天堂社長が「iPod touchが大きくなっただけ」という評価を下すなど、各方面にさまざまな影響を与えているAppleのiPadですが、iPhoneの製造原価などを調査していることでおなじみのiSuppliが製造原価を推定しました。

9.7インチのマルチタッチ対応タッチスクリーンや1GHzのApple A4プロセッサ、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN、Bluetooth2.1+EDR、モーションセンサー、GPS、電子コンパスなどを内蔵したiPadですが、最安モデルの製造原価は約2万円になるそうです。

詳細は以下から。
Mid-Range iPad to Generate Maximum Profits for Apple, iSuppli Estimates


iPhoneだけでなく世界初のAndroidケータイ「G1」昨年9月に発売された新型PS3の製造原価調査などでおなじみのiSuppliが行ったiPadの製造原価によると、499.99ドル(約4万4900円)で発売される3G非搭載の16GBモデルの製造原価は229.35ドル(約2万600円)だったそうです。

一方、最も高価な3G搭載の64GBモデルは販売価格が829ドル(約7万4400円)であるのに対して、製造原価は346.15ドル(約3万1100円)であったとのこと。

製造原価一覧。あくまで実機を分解して算出したものではなく、推定の数字となっています。


ちなみにiSuppliがかつてiPhone 3Gを実際に分解して算出した製造コストは8GBモデル1台あたり174.33ドル(約1万8300円)で、同社が事前に推定していた173ドル(約1万8100円)とほぼ変わらない額となっていたことを考えると、どうやらiPadはiPhone同様、1台売れるごとにAppleに多くの利益をもたらすことになりそうです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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