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端末価格高騰の救世主?Googleの「Android」携帯電話はiPhoneよりも製造原価が低い


通話料収入を原資にした販売奨励金によって携帯電話端末を安価にする「インセンティブモデル」の改正により、携帯電話端末が高騰していることが問題となっていますが、9月に発表されたGoogleの携帯電話用OS「Android」を採用した高機能端末「G1」の製造原価を調査したところ、非常に安価であることが明らかになったそうです。

これは製造原価が非常に安価であるiPhone 3Gを下回るものとなっており、将来的には携帯電話の本体価格を抑えられるようになるかもしれません。

詳細は以下の通り。
T-Mobile G1 Carries $143.89 BOM Cost, According to iSuppli Estimate

iPhone 3Gの製造原価を調査したiSuppliの調査によると、「G1」の製造原価は143.89ドル(約1万4000円)だそうです。ちなみにAppleのiPhone 3Gの8GBモデルは174.33ドル(約1万6900円)とのこと。


そして「G1」の製造原価のうち、最も高いのはベースバンドチップで28.49ドル(約2770円)となっており、続いて320×480の3.2インチタッチスクリーンが19.67ドル(約1910円)、オートフォーカス対応の320万画素カメラが12.13ドル(約1180円)、HSDPA対応の通信モジュールが9.84ドル(約960円)となっています。

Bluetoothや無線LAN、加速度センサーといった機能を備えており、タッチスクリーンだけでなくQWERTYキーボードを搭載している上にGoogleが提供する数多くのサービスを利用可能な「G1」ですが、これだけの低コストで製造可能というのは素晴らしいかもしれませんね。

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in メモ,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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