iPhone 5の製造原価が明らかに、iPhone 4Sとほぼ同じ水準

iPhone 5は発売開始の直後に分解され、分解手順のムービーもYouTubeで公開されていますが、その製造コストまでが明らかにされました。これによると1台当たりの製造原価は16GBモデルが199ドル(約1万5000円)、64GBモデルで230ドル(約1万8000円)だとのこと。

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コレがiPhone 5の製造原価と部品別のコストを示した表。販売価格は16GBモデルが649ドル(約5万円)、32GBモデルが749ドル(約5万8000円)、64GBモデルが849ドル(約6万6000円)となっていますが、その原価は199ドル(約1万5000円)、209ドル(約1万6000円)、230ドル(約1万8000円)。さらに、1台ごとに製造コストが8ドル(約622円)かかります。

部品の内訳を見ると、大きな割合を占めているのはNANDフラッシュ(16GBあたり10.4ドル、約809円)、ディスプレイ＆タッチスクリーン(44ドル、約3423円)、無線通信モジュール(34ドル、約2645円)、プロセッサや電源モジュール以外の部分の機械・電子部品(33ドル、約2567円)など。

ちなみに昨年10月の段階でのiPhone 4S製造原価と比較すると、NANDフラッシュの価格は下がっていますが、大型化したディスプレイや無線通信モジュールの価格が上がっています。

マージンはiPhone 4SもiPhone 5も、内蔵ストレージの容量にかかわらず70％前後になっています。