氷河の中で見つかった男性のミイラ「アイスマン」をじっくりと見られる「Iceman photoscan」

1991年、イタリアとオーストリアの国境にあるエッツ渓谷で男性の遺体が発見されました。発見したのは登山者で、最初は遭難者だろうと思っていたそうですが、調べてみたところなんと5300年前の男性のミイラであることが判明しました。また、どうやら狩猟者だったらしいことも調査で判明しています。「アイスマン」の名で有名なこのミイラはイタリアのボルツァーノ県立考古学博物館で公開されているそうですが、イタリアまで行かなくても詳細な写真を「Iceman photoscan」で見ることができます。
カラカラに乾いたミイラの写真ですが、完全に人の姿をしているので人によっては不快感を催すおそれがあります。注意して下さい。
詳細は以下から。
Iceman photoscan
http://iceman.eurac.edu/
アイスマンの顔。体毛などは完全に抜け落ちてしまっているようです。

何かを持っていたのか、ちょっと指を曲げて握るような形になっている右手。

足の先。

太もものぶぶんは肉が破れ、大腿骨が見えています。また、アイスマンが男性であることがちゃんと確認できます。

左手を最大ズームで見てみました。握り拳の甲の部分ですが、ミイラだと言われなければ何かの植物のようにも見えます。

角度を変えて横から。

足にはタトゥーが確認できます。

タトゥーは紫外線写真の方がわかりやすい。

また、3Dメガネがあれば立体視することもできるようです。

・関連記事
6700万年前の恐竜のミイラが発見される - GIGAZINE
5000年前の氷付けのミイラ「アイスマン」の正体が明らかに - GIGAZINE
ツタンカーメン王のミイラ、11月ごろに初めての一般公開を予定 - GIGAZINE
・関連コンテンツ