「茶王」と称される究極のお茶「大紅袍(だいこうほう)」を飲んでみた
中国の烏龍茶の歴史の中で最も高価(20グラム287万円)な「大紅袍(だいこうほう)」をサントリーがオンライン限定で販売したので、早速買ってみました。
なんでも香味は「新奇的」と言われて絶賛されており、岩茶(がんちゃ)独特の余韻である「岩韻(がんいん)」もこの大紅袍の場合は「岩骨花香(がんこつかこう)」と表現され、岩のように力強く花のように香ると評されているそうです。
実際にどれぐらいのレベルの味なのか、これまでいろいろなお茶を飲んできたGIGAZINE編集部が総力を挙げてテイスティングしてみました。
詳細は以下から。
大紅袍 ウーロン茶 サントリー
今回の大紅袍はコンビニやスーパーなどでは売っておらず、サントリーのサイトかルピシアからのみ購入可能。本数も限定されています。気になるお値段は330mlで1200円。これに送料と消費税が加わって、全部で1860円もかかりました……。
これがその箱
中身はこんな感じ
なにやらいろいろと解説してくれるものが入っています
入れ物はガラス瓶になっており、このような品質を表示するためのQRコードも完備
これが実際の箱
原材料は烏龍茶。話によると3本か4本しか原木が無く、年間1キロ程度しか取れないらしい。ただ、実際に流通しているのは原木をできるだけ相似した環境・条件下で移植栽培して作っているものだそうで。今回のもおそらくそういうものではないかと。
こんな感じ
色はちょっと薄め
なかなか透明感がステキ
コンビニで売っている烏龍茶と比較
色の差はこれぐらいあります
テイスティングのためにコップに入れてみる
やはり色はかなり違っている
で、実際に常温で飲んでみた感想ですが、香りは確かに華やかな面もあり、余韻もかなりあるものの、烏龍茶というよりは何か別のお茶、たとえば玉露とか健康的な苦みのあるお茶とか、そういうものに近い感じ。本格的に本場で飲んでいる気持ちにさせてくれるお茶であり、そこいらで「烏龍茶」と言って出てくるお茶とは確かに一線を画している感じでした。値段相応かと言われると「……。」という感じですが、ネタとしてはかなり楽しめる方ではないかな、と。少なくとも一気に飲む気分にはなれない……。
あとこれだけ残ったので、このままでは編集部で奪い合いになることは必至か。
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